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令和4年度診療報酬改定の狙いと病院の経営戦略〜次期新設、改良項目を徹底解説〜
2月17日(木) 終了済
厚生労働省 保険局 医療課 課長補佐
望月 七生(もちづき ななお) 氏
社会医療法人雪の聖母会
聖マリア病院 常務理事・病院長
〔中央社会保険医療協議会 委員〕
島 弘志(しま ひろじ) 氏
新型コロナウイルス感染症の影響を色濃く受けた令和3年度、令和4年度で経験し、学んだ事を活かし、医療を通じて国民の生活と命を守ってきた我々医療施設は、更に一歩足を踏み出す必要がある。令和4年度の診療報酬改定では、このような観点から患者さんに資する項目が、数多く検討されている。新設された項目や、改良が加えられた項目の意味を正しく理解し、健全な経営を目指さなければならない。
1.医師の働き方改革
2.不妊治療の保険適用
3.オンライン診療
4.外来機能の分化、強化、連携
5.重症度、医療・看護必要度
6.救急医療の評価
7.小児医療の評価
8.在宅医療の推進
九州大学 名誉教授
〔中医協 入院医療等の調査・評価分科会 分科会長〕
尾形 裕也(おがたひろや) 氏
診療報酬は、わが国の医療機関の経営を考える上で死活的に重要であるとされている。2年に1回実施されている診療報酬改定に膨大な時間と労力が費やされるゆえんである。しかしながら、診療報酬は大臣告示別表という法令的には低い位置付けであり、本来柔軟に変化すべき性格のものである。これを医療機関の基本的な経営戦略の中心に据えることは実は極めて危うい行為である。
本講義においては、こうした診療報酬の原点に立ち返って、医療機関経営との関係について検討することとしたい。
1.診療報酬支払制度
2.診療報酬改定のプロセス等
3.診療報酬の位置付けと医療機関経営
4.令和4年度診療報酬改定
5.地域医療構想の現状と課題
1980年 山口大学医学部卒。
1981年 久留米大学助手 医学部外科学(二)勤務。
1987年 聖マリア病院 外科勤務。
1999年 同 外科診療科長・救急診療科長。
2001年 久留米大学医学部外科学講師。
2004年 聖マリア病院 救急医療センター長。
2006年 同 副院長、救命救急センター長。
2009年より社会医療法人雪の聖母会 常務理事、社会医療法人雪の聖母会 聖マリア病院 病院長、久留米大学医学部臨床教授。
2017年より一般社団法人日本病院会 副会長、日本診療情報管理学会 理事、中央社会保険医療協議会 委員。
2018年より日本カトリック医療施設協会名誉会長。現在に至る。
東京大学工学部(都市工学科)、経済学部卒。
1978年 厚生省入省。1981年 OECD事務局(在パリ)出向。
1983年より厚生省の各課を経て、1989年 在ジュネーヴ国際機関日本政府代表部一等書記官。
1992年 厚生省大臣官房国際課課長補佐。
1993年より千葉市環境衛生局長、厚生省健康政策局看護職員確保対策官、国家公務員共済組合連合会病院部長、国立社会保障・人口問題研究所 社会保障応用分析研究部長、九州大学大学院医学研究院教授、東京大学政策ビジョン研究センター 健康経営研究ユニット 特任教授を歴任。
2013年より九州大学名誉教授。
【主要著書】
『病院経営戦略論』(日本医療企画2010)、
『志なき医療者は去れ:岩永勝義、病院経営を語る 第2版』(MASブレーン2017)、
『日本の医療政策と地域医療システム』(日本医療企画、2018)、
『看護管理者のための医療経営学:第3版』(日本看護協会出版会、2021)ほか多数。
2015年 鹿児島大学医学部医学科卒、飯塚病院初期研修医
2017年 厚生労働省大臣官房国際課主査
2019年 環境省大臣官房環境保健部環境安全課主査
2021年 厚生労働省保険局医療課課長補佐