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【グリーン水素バリューチェーンの構築】
〜日欧米中の水素政策の狙いと先行ビジネスチャンス〜
2月10日(木) 終了済
(株)X-Scientia 代表取締役
信州大学 先鋭材料研究所 教授
京都大学 オープンイノベーション機構 特定教授
古山 通久(こやま みちひさ) 氏
脱炭素の不可逆の潮流の中で、世界中で水素に対する期待が高まっている。2050年のカーボンニュートラル実現のため、省エネと再生可能エネルギーの活用が必須である。国内再生可能エネルギーは、主力エネルギー化に向けて導入が進められてきたが、電力網への接続ができないなど、近年では導入の障壁が顕在化してきている。省エネと再生可能エネルギーのみでは脱炭素が困難な用途も多く、再生可能エネルギーから製造した水素の利用に大きな注目が集まっている。
本セミナーでは、脱炭素の不可逆な潮流の背景とともに、脱炭素時代の水素の役割および各国の政策の違いを説明する。巨大な成長産業である水素は、企業にとってのチャンスでありつつ、高コストが障壁となって事業化が困難である。早期に事業化していくための視点について解説する。
1.脱炭素の不可逆の潮流とその背景
2.脱炭素時代の様々な色の水素とその役割
3.欧州、米国、中国、日本の政策の違いとグリーン水素
4.グリーン水素のバリューチェーン
5.早期事業化のための課題と視点
6.質疑応答/名刺交換
1974年生まれ。東北大学助教・九州大学教授・物質・材料研究機構ユニット長を経て2019年に学術知の社会実装加速のため株式会社X-Scientiaを創業。2021年より北九州にて経済合理的なグリーン水素バリューチェーン構築に向けた環境省の実証事業を開始、2023年からの水素の外販を目指す。
博士(工学、2009)。科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞、化学工学会研究奨励賞など学術活動に加えて、文部科学省、復興庁、JST、NEDOなどでエネルギー・環境に関連した各種委員を歴任する。