■ライブ配信 ■アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
ウイズコロナウイルス時代:何を考え、どのような優先順位で対策を行えばよいのか?
1月20日(木) 終了済
愛知医科大学 医療情報部長・特任教授
一般社団法人 医療ISAC 代表理事
深津 博(ふかつ ひろし) 氏
新型コロナウイルスのパンデミックの長期化の中、医療関連業界におけるサイバーセキュリティも新しい様相を呈している。
本年5月の東大阪医療センター、10月の徳島県つるぎ町立半田病院におけるランサムウエア感染による被害は、医療機関の業務システムはインターネットに接続していないから安全であるという「クローズドネットワークの安全神話」を、完全に打ち砕いた。
攻撃側の手法は急速に進化し、Ransomware as a Service:RaaSと呼ばれるサービスが普及している。これはインターネット上での脆弱性のスキャン検出と、当該脆弱性を利用して侵入するマルウエアを含むツールの提供、侵入した後の攻撃の指令を行うC2サーバーのサービス提供、ランサムウエア感染に伴う脅迫文書の現地言語への自動翻訳、窃取した暗号通貨のマネーロンダリングサービス等をパッケージ化し、特にサイバー攻撃に関する専門知識やリソースを持たない者が気軽に攻撃して金儲けができるもので、足がつきにくい犯罪を国際的に助長するようなとんでもない状況となっている。
このような状況において医療機関として何を考え、どのような優先順位で対策を行えばよいのか?
1.医療機関におけるランサムウエア感染の事例解説
2.医療ISACが日本病院会の協力を得て行った
病院のサイバーセキュリティ対策の現状調査結果と分析
3.医療ISAC・デジタルフォレンジック研究会の合同で作成した、
「医療機関向けランサムウェア対応検討ガイダンス」
4.医療ISACが提供するソリューションの紹介
5.質疑応答
1985年 名古屋大学医学部卒業
2002年 名古屋大学医学部附属病院放射線部助教授
2005年 日本医療コンシェルジュ研究所設立・代表理事就任
2009年 愛知医科大学病院教授・医療情報部長
2014年 メディカルITセキュリティフォーラム設立・代表理事就任
2018年 米国Health ISACと事業提携
2019年 メディカルITセキュリティフォーラムを医療ISACに改称
経済産業省・総務省の医療ガイドライン検討会議委員
IPA民法改正に伴うソフトウエア開発事業者のためのモデル契約作成プロジェクトチーム委員
2020年 Health ISAC Council Japan日米共同代表就任
現在に至る