SSK 株式会社 新社会システム総合研究所

■ライブ配信 ■アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)

EU国境調整措置の勘所とカーボンプライシング

No.
S22006
会 場
会場受講はございません

開催日
2022年 2月17日(木) 14:00~16:00 終了済
詳しく見る
受講料
1名につき 33,500円(税込)
同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
備 考
■ライブ配信について
<1>Zoomにてライブ配信致します。
<2>お申込時にご記入いただいたメールアドレスへ視聴用URLとID・PASSを
   お送り致しますので、開催日時にZoomへご参加下さい。

■アーカイブ配信について
<1>開催日より3〜5営業日後に配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ収録動画配信のご用意ができ次第、
   視聴用URLをお送り致します。
<3>動画の公開期間は公開日より2週間となります。

※会場又はライブ配信受講者様は、追加料金11,000円(税込)で
 アーカイブ配信を承ります。

会場受講以外の受講方法について詳しくはこちらをご確認下さい。

2月17日(木) 終了済

EU国境調整措置の勘所とカーボンプライシング

京都大学大学院地球環境学堂・経済学研究科 教授
諸富 徹(もろとみ とおる) 氏

14:00~16:00

本講演では、日本でも関心を集めているEU国境調整措置をとりあげ、それとカーボンプライシングの関係を明らかにする。まず、最近発表されたEU案のポイント、そして国境措置が必要とされる背景理由を解説する。そのうえで、自由貿易ルールに反しないのか、日本の産業に影響はないのかなど主要論点を見た上で、日本のカーボンプライシング論議に国境措置がもつ意義を明らかにしたい。

1.「EU国境調整措置」とは何か〜なぜ、それが必要とされているのか
 (1)背景としてのカーボンニュートラルに向けたEU気候変動政策
 (2)その産業への影響と緩和措置
 (3)EU国境調整措置の仕組み
2.EU排出量取引制度の概説
3.EU国境調整措置をめぐる論点
 (1)自由貿易ルールとの整合性は?
 (2)誰が影響を受けるのか?
 (3)これで本当にEUの産業を守れるのか?
4.日本の産業への影響
5.日本のカーボンプライシング論議への影響
6.日本もカーボンプライシング導入時に国境措置を導入すべきか?
7.質疑応答

諸富 徹(もろとみ とおる) 氏
1998年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了、2010年3月より現職。2017年4月より京都大学大学院地球環境学堂教授を併任。環境経済学をベースに、カーボンプライシングや再生可能エネルギー政策、電力市場に関する研究を推進。京都大学大学院経済学研究科「再生可能エネルギー経済学講座」代表も務める。
主著に、『環境税の理論と実際』(有斐閣、2000年)、『脱炭素社会と排出量取引』(日本評論社、共編著、2007年)、『低炭素経済への道』(岩波新書、共著、2010年)、『脱炭素社会とポリシーミックス』(日本評論社、共編著、2010年)、『入門 地域付加価値創造分析』(日本評論社、編著、2019年)、『入門 再生可能エネルギーと電力システム』(日本評論社、編著、2019年)、など。環境省中央環境審議会「カーボンプライシングの活用に関する小委員会」など、国・自治体の政策形成にも多数参画。