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蓄電池システムの政策と運用技術〜第6次エネ基「二次エネルギー構造の高度化」に求められる技術と制度改革〜
12月21日(火) 終了済
明星大学 理工学部 総合理工学科 電気電子工学系
教授
伊庭 健二(いば けんじ) 氏
新しい内閣により第6次エネルギー基本計画が閣議決定された。この中では「蓄電池等の分散型エネルギーリソースの有効活用など二次エネルギー構造の高度化」が示され、アグリゲーションビジネスの推進が求められている。蓄電システムへの期待は高まる一方であるが、なかなか採算が合わないのも事実である。アグリゲーションビジネスが成立するにはどのような技術が必要になるのか、またどのような制度改革が求められているのか、等の課題を紹介する。
1.再エネ導入目標からみた蓄電池の市場規模
(1)再エネ導入目標達成に必要な電力貯蔵容量
(2)原子力再稼働による影響
2.蓄電池普及を促進するFIP制度
(1)再エネと蓄電池の併設を推進するFIP
(2)アービトラージの採算性はあるか
3.アグリゲーションビジネスに求められる技術
(1)地産地消と地域活性化
(2)レジリエンス強化、BCPへの対応力
4.質疑応答/名刺交換
株式会社三菱総合研究所 経営イノベーション本部
電力・エネルギーグループ グループリーダー
長谷川 功(はせがわ いさお) 氏
再生可能エネルギーの導入拡大と分散化、さらにはレジリエンスニーズの拡大から蓄電システムへの期待が高まっている。国内では家庭用を中心に導入が進んでいる定置用蓄電システムについて、2020年度には資源エネルギー庁にて定置用蓄電システム普及拡大検討会が開催され、現状の課題や解決に向けた方向性が示された。蓄電池をめぐる政策動向・市場動向やそれを踏まえたビジネスの可能性を紹介する。
1.蓄電池ビジネスをめぐる動向
(1)社会情勢
(2)蓄電池への期待
2.蓄電池の市場動向・政策動向
(1)国内外の市場動向
(2)課題と政策動向
3.今後のビジネスの可能性
(1)再エネアグリゲーション実証における蓄電池
(2)ソーラーシンギュラリティ、ストレージパリティの可能性
(3)新しいユースケース
(4)PPA/TPOモデルとの関係
4.質疑応答/名刺交換
1978年3月 早稲田大学理工学部電気工学科卒業
1980年3月 早大大学院電気工学専攻修士課程修了
1980年3月 三菱電機(株)入社
2004年4月 明星大学理工学部 教授
工学博士(早稲田大学)
電気学会フェロー, IEEE Fellow
2005年 早稲田大学 理工学部卒業
2007年 早稲田大学大学院 理工学研究科 修了
2007年 三菱総合研究所 入社
2011年 経済産業省 資源エネルギー庁 総合政策課(現総務課) 出向
2014年 三菱総合研究所 帰任