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【新たな収益機会としての成長戦略】
〜欧州の最新動向と日本への影響〜
11月 4日(木) 終了済
立教大学 経済学部 経済学科 教授
蓮見 雄(はすみ ゆう) 氏
欧州グリーンディールが加速し、スマートモビリティの実現は待ったなしである。2026年から道路輸送の燃料供給者もEU-ETS(温室効果ガス排出量取引制度)の対象となり、2035年には内燃エンジン車が禁止され、国境炭素調整メカニズム導入の動きが進んでいる。
EV化を進めるにしても、バッテリーのリサイクル・転用問題やクリティカル・ローマティリアルズの中国への依存というリスクがある。これは、日EUグリーンアライアンスを通じて日本にも大きく影響するため、欧州の動向を冷静に見極めることが必要になっている。
1.「コスト」ではなく「収益機会」として環境を語る時代-再生可能エネルギー主力電源化
2.成長戦略としての欧州グリーンディール
3.EU新産業戦略・エネルギー環境政策・通商政策のリンケージ
4.スマートモビリティ戦略とバッテリーのリサイクル・転用問題
5.タクソノミー・非財務情報開示・気候変動ベンチマーク
6.日EUグリーンアライアンスと開かれた戦略的自律性(Open Strategic Autonomy)
7.質疑応答
立教大学経済学部教授。専門はEU経済、特にEUのエネルギー環境政策を中心に、EUとロシア、中国、そして日本との経済関係を視野に置きながら研究している。日本EU学会理事、日本国際経済学会理事、ユーラシア研究所事務局長。「NHKクローズアップ現代」、「BSプライムニュース」などに出演。最近の仕事として、『沈まぬユーロ』(共編、文眞堂、2021年)、『国際機構 新版』(共著、岩波書店、2021年)など。講演内容に関連する論文として、「欧州のエネルギー・環境政策の俯瞰-欧州グリーンディールの射程(前編)(後編)」『石油・天然ガスレビュー』Vol.55, No.2, No.3, 2021年3月号、5月号
https://oilgas-info.jogmec.go.jp/ebook/202103/index.html?pNo=1
https://oilgas-info.jogmec.go.jp/ebook/202105/index.html?pNo=1