SSK 株式会社 新社会システム総合研究所

■会場受講 ■ライブ配信 ■アーカイブ配信
【内閣府/総務省/SPACETIDE/NTT/ソニー】

宇宙政策最前線と新事業の展望

No.
S21348
会 場
紀尾井フォーラム
東京都千代田区紀尾井町4-1
ニューオータニガーデンコート1F
開催日
2021年 9月10日(金) 13:00~17:00 終了済
詳しく見る
受講料
1名につき 27,500円(税込)
備 考
※日本電信電話 堀様は遠隔からご講演されます。

■ライブ配信について
<1>Zoomにてライブ配信致します。
<2>お申込時にご記入いただいたメールアドレスへ視聴用URLとID・PASSを開催前日までに
   お送り致しますので、開催日時にZoomへご参加ください。

■アーカイブ配信について
<1>開催日より3営業日以降(収録動画配信のご用意ができ次第)に
   Vimeoにて配信致します。
<2>お申込時にご記入いただいたメールアドレスへ視聴用URLをお送り致します。
<3>動画の配信期間は公開日より2週間ですので、その間にご視聴ください。
   2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴可能です。
主 催
公益財団法人 原総合知的通信システム基金

会場受講以外の受講方法について詳しくはこちらをご確認下さい。

9月10日(金) 終了済

Ⅰ.宇宙政策の重点事項について

内閣府 宇宙開発戦略推進事務局 参事官補佐
馬場 由之(ばば よしゆき) 氏

13:00~13:40

昨年決定された宇宙基本計画の着実な実行に向けて、「宇宙基本計画工程表改訂に向けた重点事項」が6月に決定された。小型衛星コンステレーションの構築、火星衛星探査計画(MMX)やアルテミス計画、宇宙太陽光発電や宇宙活動を支える輸送システムの開発など、最新の宇宙政策の重点事項である施策について紹介する。

1.宇宙政策
2.小型衛星コンステレーション
3.宇宙探査
4.気候変動
5.質疑応答/名刺交換

Ⅱ.宇宙通信の国際動向と日本の戦略

総務省 国際戦略局 宇宙通信政策課 専門職
菅野 剛(かんの つよし) 氏

13:50~14:30

本年6月に今後の宇宙基本計画工程表改訂に向けた重点事項が制定され、宇宙安全保障の確保、宇宙科学・探査による新たな知の創造等の5項目について、「特に重点的に取り組むべき事項」と位置づけております。
総務省においては、本重点事項に基づき、引き続き、宇宙光通信技術、リモートセンシング技術、衛星量子暗号技術等の宇宙ICTの研究開発を推進しており、その施策について紹介します。また、8月開催のスペースICT推進シンポジウムの概要についても紹介します。

1.我が国の宇宙政策
2.総務省の取組状況
3.スペースICT推進シンポジウム
4.質疑応答/名刺交換

Ⅲ.新しい宇宙ビジネスの最前線-構想からリアルな事業へ

(一社)SPACETIDE 理事 兼 COO
佐藤 将史(さとう まさし) 氏

14:40~15:20

国家主導の宇宙開発に依存した宇宙産業の構造は終わりを告げ、日欧米中等を中心に、民間が主体的にビジネスを行うニュースペース(NewSpace)の拡大・加速が著しい。2040年には世界で100〜300兆円程度の市場規模となることが予測されている宇宙産業の最前線を論じる。特に近年、ベンチャーを中心とした新興企業の事業が次々と実現しはじめ、顧客・市場に対するサービス提供が始まっている。宇宙のリアルなビジネスについて紹介する。

1.世界の宇宙ビジネスの潮流
2.新しい宇宙ビジネスの産業構造
3.世界の宇宙ビジネスのリアル事業フェーズ(輸送、衛星データ、宇宙旅行等)
4.日本の宇宙ビジネスの全体像
5.日本のリアル・ビジネスの現在地
6.質疑応答/名刺交換

Ⅳ.NTT とスカパーJSATで挑む新たな宇宙事業について

日本電信電話(株) 研究企画部門 R&Dビジョン担当 担当部長
堀 茂弘(ほり しげひろ) 氏

15:30~16:10

ここ10数年、人類は再び宇宙へのチャレンジを始め、多くの投資・チャレンジが行われようとしています。NTTとスカパーJSATは地上と衛星のオペレーターとして日本で長く実績を積んで来ました。その経験と知見を活かし、過去の延長ではない新たな宇宙事業について、基本的な考えと問題意識についてご説明致します。

1.NTTとスカパーJSATの挑戦
2.両社で目指す宇宙事業の姿
3.宇宙センシング事業について
4.宇宙DC事業について
5.宇宙RAN事業について
6.質疑応答/名刺交換

Ⅴ.ソニーが目指す宇宙感動体験事業

ソニーグループ(株) 宇宙エンタテインメント推進室 室長
中西 吉洋(なかにし よしひろ) 氏

16:20~17:00

従来の宇宙事業はインフラや安全保障を目的とした道具的な価値の捉え方が主流でした。我々は宇宙事業を精神的な価値として捉え、様々なパートナーと共創的スタンスで事業探索を開始しています。
今回はテクノロジーとクリエイティビティ双方のアプローチで目指す、ソニーの宇宙感動体験事業についてお話します。

1.事業コンセプト
2.宇宙感動体験事業とは
3.宇宙とつながる仕組み(超小型人工衛星と地上システム)のチャレンジ
4.宇宙の新しい捉え方
5.精神的価値に基づく宇宙事業が起こす経済・社会インパクト
6.質疑応答/名刺交換

馬場 由之(ばば よしゆき) 氏
2012年 国土交通省入省、航空局において空港の整備計画の企画調整や空港コンセッション、国土技術政策研究所で研究戦略策定を担当。復興庁に出向し、宮城県・岩手県のインフラ・産業の復興支援を行う。のち国交省退職、スタートアップ企業の新事業開発や渉外に従事。2020年 経済産業省入省、中小企業庁で新型コロナ対応の新たな中小企業向け給付金の企画・立案、支援機関や人材確保支援を担当。現在は内閣府宇宙事務局において宇宙基本計画等のとりまとめ、宇宙関係スタートアップ企業への支援等に携わる。
菅野 剛(かんの つよし) 氏
1986年 郵政省入省、1995年まで郵便局員として窓口業務に従事。1995年 テレコム部局へ転任。1997年 宇宙通信調査室において、GPSの無償使用にかかる国内外の調整に従事。1999年 衛星移動通信課において、防衛に関する無線局の許認可業務に従事。2000年 自治省消防庁へ出向、防災行政無線等の補助金業務等に従事。2002年から2015年までの間 重要無線、安全保障、危機管理、宇宙通信等を中心とした業務に従事。2016年 東北総合通信局にて、電波監視、電波利用環境の保護等に従事。2019年 移動通信課にて、第5世代移動通信システム(5G)を含む陸上移動通信にかかる業務に従事。2021年現在 宇宙通信政策課において、衛星通信の研究開発、宇宙天気予報、宇宙にかかる他省庁との連携を推進。
佐藤 将史(さとう まさし) 氏
一般社団法人SPACETIDE共同設立者・理事兼COOとして、日本初の民間発宇宙ビジネスカンファレンス“SPACETIDE”の企画・運営を行う他、宇宙ビジネス振興のための各種活動を展開している。野村総合研究所にて16年間、スタートアップ支援、オープン・イノベーション関連のコンサルティング等、政策立案から企業戦略まで幅広く従事。2019年 宇宙ベンチャーに参画。東京大学理学部卒(地球惑星物理学)・同大学院理学系研究科修了(地球惑星科学)、UCLA大学院MPP(公共政策学修士)。内閣府「みちびき(準天頂衛星)エバンジェリスト」。総務省「宇宙利用の将来像に関する懇話会」構成員。気象庁「静止気象衛星に関する懇談会」委員。朝日新聞bizbleにて「佐藤将史のリアルな宇宙ビジネスの話をしよう」連載中。
堀 茂弘(ほり しげひろ) 氏
1996年 NTT入社、数件の新規事業の立上・黒字化を経験。2007年 ワシントン大学卒業。2017年よりNTT持株会社 研究企画部門にてIOWN関連の共同研究・開発PJを複数担当。
中西 吉洋(なかにし よしひろ) 氏
2002年 神戸大学大学院情報知能工学科卒。ソニー株式会社(現ソニーグループ株式会社)にて、コンスーマエレクトロニクス商品のUI/UXデザイン、スポーツ領域における商品企画、マーケティング、事業開発に従事。現在、宇宙感動体験事業を統括。