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新事業を仕掛けるための
9月16日(木) 終了済
(株)日本能率協会総合研究所
MDB事業本部 エグゼクティブ・フェロー
菊池 健司(きくち けんじ) 氏
早いもので令和3年度も半分が終わろうとします。コロナ禍は世界のビジネスシーンにとんでもない変化、そして誕生と消滅をもたらしています。当面Withコロナトレンドは続いていくというのが正しい見方でしょう。ただコロナ発生後の1年間と現在を比較すると、明らかに新たな仕掛けを模索する企業の増加傾向を肌で感じています。世界視点で見ても、米中はもとより世界中でユニークなスタートアップが立ち上がり、ビジネスシーンそのものを劇的に変える仕掛けを既に施しています。私たちは前を向いて新たなビジネスを想起し、具体的に立ち上げ、さらにプランB、いやプランCやプランDを想定しながら成功の可能性を高めていく必要があります。業績を伸ばしている国内/海外の企業を見ていてもわかる通り、私たちは勇気を持って、この難局を乗り切っていかなくてはなりません。
講師が勤務するMDB(マーケティング・データ・バンク)には、当然のことながら、多くのお客様から「新規事業・新サービス探索」のご相談が多々寄せられています。ありがたいことに、私のところにも、今後有望なビジネスについて解説して欲しい、ディスカッションの機会を設けたいといった案件がひっきりなしにやってきています。最近の傾向は「異分野探索」の増加が1つのポイントでしょう。なかなか「視野」が拡がらなくて…」というお悩みもよく耳にします。「視野」を拡張するためには、「的確な情報」という羅針盤を手にしながら、情報を読み解いていく必要があります。ただ、良質な情報を集め、読み解いていく手法はあまり学ぶ機会がないというのが実情です。
戦う場所を総合的に判断するために非常に重要となるのが「情報収集活動」そして「得た情報の活用そして構想法」です。そして、今後のビジネス重要キーワードの1つが「複数の掛け算」となりますが、「掛け算」探索で「何を見つけられるか」が大きくこれからのビジネスに影響することは間違いないでしょう。5年後10年後何が起こりそうかを想起しながら、自社の新規事業に思いを巡らせる。未来の市場変化や社会課題を想起しながら、ビジネス展開を検討していく。「未来構想力」の有無が優勝劣敗を分ける大きなポイントとなります。
本セミナーでは、長年に渡り、数多くの企業や公的機関において、情報収集・利活用ノウハウを基盤に多くの企業や公的機関の「未来探索活動」を支援している講師が、特に新規事業を意識した情報収集活用ノウハウや、今後の最新注目ビジネスのトレンド解説、そして未来を見据える視点の置き方の強化手法について詳しく解説いたします。
ICT関連のお客様はもちろんですが、新規事業責任者、そして未来探索等に携わる経営者、マネジャー、事業担当者様においては、必ずやお役に立つ内容となっております。
1.未来を見据える上で重要な最新注目調査トレンド
・2021年度上期の注目調査トレンドを振り返る
・最近の傾向から見えてきたこと…
・成長産業への注目、復活産業への注目そして見ておきたいのは…
・間違いなくこれから数年最も重要となる情報とは?
2. 意外に知られていないビジネス情報収集手法
・情報収集には確固たるセオリーがある、特に2022年以降大切なことは…
・情報収集で使える情報源の種類と特徴(文献・Web・データベースetc)
・特に新規事業・新サービス開発において注目しておきたい情報とは
・BtoB、BtoC、製造業、サービス業それぞれの視点
・新規事業責任者に必要な「情報を浴びる」という感覚
・重要なのになぜか多くの企業が見逃している2つの情報とその理由
・人と違う情報を見ることの重要性
3.情報収集ケーススタディ
・アフター/ウィズコロナ
【ICT関連】
・AI
・スマートシティ
・Beyond 5G
・IoT、ロボット
・Fintech、インシュアテック
【成長分野】
・グリーンイノベーションビジネス
・宇宙ビジネス
・ヘルスケア関連ビジネス
・モビリティビジネス
・滅菌、殺菌、抗菌ビジネス
・サブスクリプション
・農業
4.新規事業責任者必見!注目ビジネスに関するトレンド解説
・5年後10年後視点で見た場合、有望なビジネスとは
・グリーンイノベーションにおける本命を考える
・注目しておきたい意外なビジネスとその背景〜有望分野のご紹介
・衰退トレンドだが、注視しておきたいビジネスとは
・スタートアップの参入と撤退に学ぶ
・有望な○○テック事例のご紹介
・日本で伸びる市場、世界で伸びる市場
・空いている場所を冷静になって探す
・新ビジネスのキーワードは「○○」に関わるビジネス
5.未来を見据える視点を力強く磨き上げる
・各社の中期経営計画の見直しから想起するビジネスヒント
・いわゆるコロナ後を何年後と想定するのか
・情報を結びつけて「次」を考え、さらにその「次」を妄想する
・バックキャストとフォーキャストの接点を探す
・社会環境の変化を見る、経済政策の変化を見る、そして自業界を「冷静」に見る
・ゆっくりと業態を変化させている企業に注目すべし
・世界の変化の先読み指標となる国家は実は産業により異なる
・今こそ持つべき「投資家」の視点〜新規事業責任者が知っておきたい有力投資家とは
・今注目しておきたい注目ディスラプター(業界破壊者)のご紹介
・このスタートアップが世界を変える予感…
・未来を考える上で参考にしたい「ある業界」の動き
・「未来探索力」の肝とは実は…
6.未来を見据える視点を磨き上げるための必須情報源のご紹介
・中長期目線の未来予測関連書籍、最も読んでおきたいのは…
・いち早く仕入れておきたい○○視点と○○視点
・厳選!未来探索力を高める必須情報源
・入手しにくい調査文献は宝の山〜発刊の背景を捉えよう
・今注目しておきたい金融機関、シンクタンクレポートとは
・国内・海外のWebサイト、商用データベース、ニュースアプリ
・国内、海外の注目データベース、URL、YouTube等
・お勧めしたい有料メルマガとは
7. 質疑応答/名刺交換
1990年 日本能率協会総合研究所入社、マーケティング・データ・バンク(MDB)配属。外資系金融機関での勤務を経て、現在に至る。MDBは、2021年7月現在、約2,000社の会員企業を有する日本最大級のビジネス情報提供機関。民間企業、官公庁、独立行政法人、大学、自治体等からの要請に応じ、公開情報を中心とした情報提供業務に長年携わる。現在は、リサーチ力を基盤とした企業の未来戦略・新規事業策定の支援を中心に、情報収集・活用手法のセミナー・研修、未来予測・未来ライフスタイル、特定ビジネスに関する将来トレンド解説、そして未来人材育成等を日々実施している。2021年6月より、ラジオNIKKEI「ソウミラ〜相対的未来情報発信番組」(毎週月曜日20:20〜)にレギュラー出演。(URL: http://www.radionikkei.jp/soumira/)主な講師歴は、【MDB会員向けセミナー】「MDB情報活用力養成講座(未来を読む視点、5年後10年後のビジネスチャンス、新規事業リーダーのために情報収集活用手法等)」、「未来を見据えるための情報収集手法と発想法」「新規事業・新商品開発における情報収集手法」他多数【業界団体】機能性フィルム研究会、日本製薬情報協議会、九州経済調査協会、日本私立大学連盟、ビジネス支援図書館協議会、専門図書館協議会、情報科学技術協会、日本能率協会他多数【その他】日経ビジネス、日本経済新聞社、東洋経済新報社、新社会システム総合研究所、R&D支援センター、技術情報協会、関東経済産業局、東京都新サービス創出スクール、静岡市産学交流センター他多数。主な著書・論文に 「今週の読まぬは損」(日本能率協会マネジメントセンター J.H.倶楽部連載中)(URL: https://jhclub.jmam.co.jp/series/index.html)「未来予測による研究開発テーマの決め方」(技術情報協会)「Learning Design」(日本能率協会マネジメントセンター)※書籍に学ぶビジネストレンド、他多数