■ライブ配信 ■アーカイブ配信(2週間、何度でもご視聴可)
医師の働き方改革、次期診療報酬改定を見据えた
〜感染症対策で病床再編のあり方はどう変わるのか〜
8月23日(月) 終了済
東日本税理士法人 代表社員 所長
社会・特定医療法人協議会 代表
監査法人長隆事務所 公認会計士 税理士
長 英一郎(おさ えいいちろう) 氏
いよいよ2024年4月から医師の働き方改革が施行になる。年間960時間の残業時間を超える医師のいる病院の場合、今から残業時間を減らす時短計画を作成しなければならない。すでに一部大学病院ではアルバイトを禁止する方針を出している。大学病院から引き続き医師が派遣されるためには、どうしたらいいのか?
また、2022年度診療報酬改定の議論が始まる。コロナ禍の財政悪化を受けて、果たしてプラス改定となるかどうか。前回の改定にみられたような7対1急性期病院の要件厳格化は引き続きあるのか?
病床削減から感染症対策のための病床確保へ。コロナを機に、病床再編のあり方も変わってくるかもしれない。
1.医療介護トピック
(1)ワクチン接種からみえてきたICT改革
(2)改めて院内感染対策
2.働き方改革
(1)LINE WORKS、チャットワークを使った業務効率化
(2)テレビ会議、オンライン研修の活用
(3)医師の働き方改革にどう対応するか?宿日直許可を受けた事例
3.診療報酬改定
(1)コロナを受けてプラス改定、マイナス改定のどちらか?
(2)7対1要件は厳しくなるのか?
(3)フォーミュラリーなど宿題となっている論点
4.増患対策
(1)コロナ禍でも前年よりも増患しているA病院
(2)健康セミナーが開催できない中での広報
(3)病院の立ち位置をどこに置くのか?
株式会社ニッセイ基礎研究所 保険研究部
ヘルスケアリサーチセンター・ジェロントロジー推進室兼任
主任研究員
三原 岳(みはら たかし) 氏
政府は病床再編などを目指す「地域医療構想」、医師の偏在是正、医師の働き方改革などの医療提供体制改革を進めているが、昨年からのコロナ禍で議論は停滞している。ただ、人口減少などを踏まえると、コンセプトの全てを見直す必要性はなく、感染症対策を組み込んだ上で、今後も改革を継続する必要がある。
本講義では、今年の通常国会で成立した改正医療法の内容にも触れつつ、都道府県を中心とした医療提供体制改革の論点や方向性、課題を探る。
1.医療提供体制改革
2.地域医療構想
3.病院・病床再編
4.医師偏在是正
5.医師の働き方改革
6.新型コロナウイルス
7.新興感染症対策
診療報酬請求事務能力認定試験有資格者/医療経営士1級合格 介護福祉経営士1級合格
1997年 中央大学商学部会計学科卒業。
2000年 公認会計士・税理士長隆事務所(東日本税理士法人)入所。
2003年 公認会計士第2次試験合格。
2007年 公認会計士登録。
2012年 東日本税理士法人社員(パートナー)就任。
2014年 多摩大学院客員教授就任(2018年退任)。
2016年 東日本税理士法人代表社員 所長 就任。
2018年 中央大学大学院講師就任(2020年退任)、学研ホールディングス社外監査役就任。
コロナ前は、定期的に病院・介護施設の見学体験を行っていた。コロナ禍では、オンラインサロンの運営、YouTubeでの配信、電子書籍の発刊などオンラインのコンテンツに力を入れている。趣味は海外病院視察。訪問国は、米国、ドイツ、インドネシア、インド、シンガポールなど。
【主要著書】
「2021年介護報酬改定!常識を超えるICT革命」(Kindle 2021年4月)
「地域に伝えたい!やさしい病院広報の教科書」(Kindle 2021年3月)
「コロナが病院経営に与える影響と対策」(Kindle 2021年3月)
「病院・介護施設のクラスター対策」(Kindle 2021年3月)
「先進事例に学ぶ 世界の医療介護この先」(Kindle 2019年4月)
「なるほど、なっとく医療経営Q&A50」(日本医療企画 2018年6月)
岡山県出身。1995年早大政経卒。
時事通信で国内の政策形成過程を取材し、東京財団研究員を経て、2017年から現所属。
関心事は医療・介護政策。日本財政学会、日本地方財政学会、社会政策学会、自治体学会などに所属。
書籍・論文などに『地域医療は再生するか』(医薬経済社)、 「日本の医療保険における保険料賦課の現状と課題」「介護報酬複雑化の過程と問題点」(いずれも『社会政策』)。
厚生労働省老健事業「総合事業の推進に係る検討委員会」委員(2020年度〜) 。