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科学技術・イノベーション基本計画の骨格と〜日本の科学技術はどうなってゆくか〜
5月31日(月) 終了済
(国研)科学技術振興機構(JST)
研究開発戦略センター
フェロー(科学技術イノベーション政策ユニット)
原田 裕明(はらだ ひろあき) 氏
昨年、25年ぶりに科学技術基本法が改正され、また2021年度から第6期科学技術・イノベーション基本計画がスタートしました。科学、技術、イノベーションを取り巻く世界的な潮流が大きく変わろうとしている時期に、国の政策もまた重大な転機を迎えています。特に昨年からのCOVID-19の流行によって、我が国の社会そのものが大きく変貌してしまい、そのために科学技術においても大きな影響が出ています。
本講では国の基本政策である科学技術・イノベーション基本法と第6期基本計画の成り立ちと骨格を解説するとともに、現在、我が国の研究開発の現場、特に大学の状況を中心に、いくつかの大きな課題を説明します。そして、科学技術によって、COVID-19を乗り越えて、我が国が幸福に発展していく可能性を述べます。
1.科学技術・イノベーション基本法と第6期基本計画の成り立ち
(1)基本法の改正ポイント
(2)第6期基本計画の作成経緯
(3)第6期基本計画が描く社会像と政策手段
2.我が国の研究現場が抱える課題について
(1)第5期基本計画までの振り返り
(2)COVID-19の影響
3.出口はどこにあるか
(1)新しい潮流
(2)問題から好機への転換
4.質疑応答/名刺交換
※参考図書
「研究開発の俯瞰報告書 日本の科学技術イノベーション政策の変遷2021
〜科学技術基本法の制定から現在まで〜」CRDS-FY2020-FR-06(2021年3月)
※当日までの動向等により、内容や順序変更等の可能性がございます。
名古屋大学大学院修士課程了。富士通研究所にて画像処理などの研究開発、富士通にて研究戦略・経営戦略の立案、情報通信研究機構にて産学連携の業務などを経て2015年より現職。科学技術イノベーションに関わる政策全般の調査・分析・提言をおこなっている。技術士(電気電子、情報工学)。