SSK 株式会社 新社会システム総合研究所

植物の多次元コミュニケーションダイナミクス

〜分子メカニズムから農業応用の可能性まで〜

商品No.
R04P0308
出版月
2025年 2月
価格

印刷タイプ 59,400円 (税込)
CD-R(PDF)タイプ 59,400円 (税込)

ページ数
B5判 408ページ
発行<調査・編集>(株)エヌ・ティー・エス
備 考
CD-R(PDF)タイプは無断複製防止の為、お申込者の団体名(又は氏名)が透かしで入ります。
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レポート内容
■概要■
 ・植物が見せるさまざまな生存戦略、多次元コミュニケーション(植物-植物間、植物-動物間、植物-菌類間、植物-微生物間)の驚きの仕組みを包括的に詳解した、本邦初の専門書!
 ・未来のエコシステムに向けた農業応用の可能性も検証する!
-CONTENTS-
<1>揮発性物質が媒介する地上部植物間コミュニケーション
1.地上部植物間コミュニケーションとその特性
2.みどりの香りと植物間コミュニケーション
3.揮発性物質を介した植物間コミュニケーションの野外実証
4.森林における植物間コミュニケーション
5.植物の匂いを用いた血縁認識 塩尻 かおり
6.植物間コミュニケーションが節足動物群集に与える影響

<2>地下部における植物間コミュニケーション
1.地下部のコミュニケーションの多様性と機能
2.地下茎で繋がるラメット間コミュニケーション
3.ストリゴラクトンを介した隣接植物間のコミュニケーション
4.森林生態系における土壌微生物のネットワーク
5.雨後のキノコの電気的な会話を測定する

<3>植物-動物間における相互作用
1.天敵が利用する植物由来の情報
2.植物と捕食性天敵間の相互作用
3.情報・相互作用ネットワークの多様性と可塑性をもたらす天敵昆虫類の学習能力
4.植物株上で繰り広げられる複雑な情報・相互作用ネットワーク
5.虫をだます花の適応放散
6.蜜や花粉を食べる動物と被子植物が織りなす送粉共生系
  〜「花はよろず屋」という視点から考える
7.異端の花たち:まだ見ぬ植物と送粉者の相互作用
8.絶対送粉共生系における花の匂いの役割
9.虫瘤と植物

<4>植物-微生物間の情報・相互作用ネットワーク
1.ダイズイソフラボンの根圏への分泌機構と生物間相互作用における役割
2.植物-微生物相互作用における揮発性低分子化合物の働き
3.地球規模での炭素循環に貢献する葉圏C1微生物-植物間相互作用
4.マメ科植物-根粒菌における共生系とその進化
5.微生物感染情報と栄養環境情報に基づく植物免疫の制御

<5>植物の多次元コミュニケーション力を支える分子メカニズム
1.植物が食害誘導的に揮発性物質を生産するメカニズム
2.植物は大気中の揮発性物質を配糖化する
3.植物の揮発性化合物の受容と応答-カリオフィレンを例に
4.揮発性物質を介した植物間コミュニケーションの可視化

<6>植物の多次元コミュニケーション力の農業への応用
1.植物のコミュニケーション力を活かした揮発性バイオスティミュラントの開発
2.植物が放出する天敵誘引物質による害虫管理の可能性
3.草刈りのかおりで作物の生産性の向上
4.天敵類の保護・強化等に有効な補助植物の活用
5.植物ホルモン処理による植物と昆虫のコミュニケーションの強化
6.花の香りでハナバチの受粉効率をアップする

■監修■
髙林 純示
京都大学名誉教授
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