SSK 株式会社 新社会システム総合研究所

脱炭素・低炭素化の課題別テーマと適用技術白書2023年版

商品No.
R04N0133
出版月
2023年 1月
価格

印刷タイプ 132,000円 (税込)
CD-R(PDF)タイプ 99,000円 (税込)

ページ数
A4判 約580ページ
発行<調査・編集>(一社)次世代社会システム研究開発機構
備 考
※バインダー製本とPDF版では編集上の違いによりページ数が若干異なります。

カーボンニュートラル、脱炭素技術、再生可能エネルギー、クリーンエネルギー、資源・エネルギー問題、エネルギー危機管理など、CNおよびエネルギー革新に関する詳細かつ体系的なレポートの全集もしくは総集編に相当するレポート『カーボンニュートラル/資源・エネルギー総覧白書2023年版』もございます。
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■概要■
本白書は、好評を博した同タイトルの白書2021年版を、最新の動向・状況変化を踏まえて大幅に拡充・再編成したものである。
 昨今、脱炭素・低炭素化の課題と適用技術は、産業界全体の技術革新をけん引する決定的なインセンティブとなっている。低炭素製品のラベリング、リサイクルのインセンティブなど研究・開発・展開に対するさまざまな政府の支援もこれらの取り組みの追い風となっている。同時に、産業界の脱炭素・低炭素化を推進する上で、供給側と需要側の双方でさまざまな技術開発と適用のノウハウが求められている。
 供給側には、エネルギー効率化・電化、炭素回収、熱源や化学原料におけるゼロカーボン材料の利用などが重要なアプローチとされている。
また、鉄鋼、セメント、化学・プラスチックなど排出量の多い産業には、セメント混和剤や代替化学物質、ゼロカーボン製鉄、新規触媒や化学分離技術などが進められている。
 需要側としては、製品の長寿命化、再利用性、改修性やリサイクル性の向上など循環型経済への介入、積層造形や自動化等による材料廃棄物の削減、低炭素材料を高炭素材料に代替する方法が進められている。
 こうした認識に立ち、本調査報告書(白書)では、脱炭素・低炭素化の主要テーマと適用技術について、それぞれの重点テーマを包括的に取り上げ、分析・解説している。
-CONTENTS-
<1>脱炭素・低炭素化の適用技術・環境技術 概説
1.概況・近況
2.低炭素化技術を阻む4つの障害
3.脱炭素化の適正技術(アプロプリエイトテクノロジー)
4.主なテーマ
5.新たなマネジメント手法の必要性
6.教育・研修への影響
7.脱炭素化関連技術資産スコアのランキング
8.エネルギー最適化システム/エネルギー管理ソフトウェア
9.参入企業/事例

<2>炭素回収・貯留(CCS)/CCU/CCUS技術[1]
1.概説
2.波及する効果・関連技術
3.CCS の役割と価値
4.CCS 導入の現状
5.技術の実現可能性と運用上の必要性
6.規制の不確実性と社会的認識
7.障壁・課題点
8.課題と解決方法
9.将来の展望と主要な研究ニーズ
10.商業規模のCCSプロジェクト
11.各種シンクタンクの報告
12.CCSの政策動向
13.産業界の対応と動向

<3>炭素回収・貯留(CCS)/CCU/CCUS技術[2]
1.エネルギー関連の計画・分析によるコスト削減
2.システム統合と次のステップ
3.CO2排出量を削減するための戦略とCCS技術
4.発電所から排出されるCO2の全量回収
5.CCUSに関する地域別動向
6.燃焼後の回収技術

<4>炭素回収・貯留(CCS)/CCU/CCUS技術[3]
1.次世代の関連技術動向[1]
2.次世代の関連技術動向[2]
3.次世代CO2回収プロセスの動向
4.CO2回収とメタン化
5.都市ガス脱炭素化の切り札とされる合成メタン
6.プロジェクト/投資動向
7.CO2地下貯留への海外資金流入増加
8.ネガティブ・エミッション技術

<5>炭素回収・貯留(CCS)/CCU/CCUS技術 注目企業動向
1.注目企業動向(海外)
2.注目企業動向(国内)[1]
3.注目企業動向(国内)[2]
4.注目企業動向(国内)[3]
5.注目スタートアップ企業

<6>カーボンリサイクル技術/CO2を有効利用する技術
1.概説
2.注目技術動向
3.有力企業動向

<7>持続可能な都市/ゼロカーボンシティ/エコシティ
1.概説
2.持続可能な都市を作るための実践的な方法
3.事例
4.ゼロカーボンシティ
5.エコシティ

<8>環境・経済の“持続可能性”と都市・産業の“事業継続性”
1.環境保護・生命倫理の論点とリスクマネジメント
2.エコロジーとエコノミーの両立を巡る新しいリスクマネジメントへ

<9>コンパクト・シティ/サステナブル・シティの拡大
1.コンパクト・シティの新傾向
2.コンパクト・サステナブル・シティ
3.グリーンベルトの効用・活用
4.エコタウン開発・整備動向

<10>サステナブル鉄道システム/エコステーション
1.概況・近況
2.移動支援情報を駅から発信する「スマートステーション」
3.駅舎の電力自給を目指して改修工事を進めるJR東日本
4.駅ビルなどで発生する食品廃棄物を利用したバイオガス発電事業

<11>サステナブルな都市照明システム
1.都市・産業施設における照明範囲・対象の拡大と照明技術の発展
2.LED照明技術の発展
3.IoT/無線調光システムでつながるLED照明ネットワーク

<12>サステナブル・シティ/エコシティ関連実証実験(国内)[1]
1.新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
2.経済産業省 「次世代エネルギー・社会システム実証」他
3.日米共同/離島型スマートグリッド実証事業
4.YRPユビキタス・ネットワーキング研究所「トロン組込みセンサーを使ったスマートシティ関連事業」
5.東京都 「2020年の東京」に向けたアクションプログラム/「2020年に向けた実行プラン」
6.東京都 「東京オリンピック・パラリンピック選手村・水素エネルギー事業プロジェクト」
7.東京都江東区豊洲埠頭地区 「豊洲グリーン・エコアイランド構想」
8.東京都/三井不動産 「日本橋再開発事業」
9.JR田町駅周辺/東京ガス/三井不動産/三菱地所「TGMM芝浦プロジェクト」
10.横浜市 「横浜スマートシティプロジェクト」
11.横浜市 「Tsunashima サスティナブル・スマートタウン」
12.横浜市/東京電力エナジーパートナー/東芝「スマートレジリエンス・バーチャルパワープラント構築事業」
13.横浜市 「BEMS統合管理/デマンドレスポンス実証実験」
14.横浜市港北区/パナソニック「綱島サスティナブル・スマートタウン(SST)」

<13>サステナブル・シティ/エコシティ関連実証実験(国内)[2]
1.つくば市/積水化学工業「スマートハイムシティ研究学園:バーチャルパワープラント(VPP)構築実証試験」
2.京都府けいはんな学研都市「けいはんなエコシティ次世代エネルギー・社会システム実証プロジェクト」/「京都スマートシティエキスポ」
3.北九州市 「北九州スマートコミュニティ創造事業」
4.柏市 「柏の葉スマートシティプロジェクト」
5.豊田市/低炭素社会システム実証プロジェクト
6.豊田市「EV/カーシェアリングを活用したサテライトオフィス実証実験」
7.川崎市/東芝他 「BEMS実証実験」
8.秋田市 「スマートシティ情報統合管理基盤の構築」
9.浦添市 「分散型エネルギー事業」
10.トヨタグループ/東北電力 グリッド構想」
11.葛城市/リコージャパン 「葛城市ラボラトリー・シティ構想」
12.横須賀市 「ワークプレイスチャージング」
13.浜松市 「浜松市エネルギービジョン」
14.唐津市/フリービット 「高齢者向け安心見守り」の実証実験
15.藤沢市 「100年続く街」
16.会津若松市 アムステルダム市との提携による「HEMS運用実験」
17.釜石市/新日鉄エンジニアリング 「防災拠点/CEMS構築プロジェクト」
18.宮城県黒川郡/積水ハウスが 「スマートコモンシティ明石台」
19.五泉市「EMSを活用したCGS運転制御・監視システム/熱電供給モデル」
20.東松島市 東松島スマート防災エコタウン「東松島スマート防災エコタウン」
21.富山市/大和ハウス工業 「ネット・ゼロ・エネルギー・タウン」
22.名古屋市/東邦ガス 「港明地区大型再開発」
23.大阪市 「大阪ビジネスパーク(OBP)」
24.吹田市万博記念公園/三井不動産 「EXPOCITY(エキスポシティ)」
25.神戸市/センサスジャパン「水道スマートメーター「iPERL」活用実証実験」
26.尼崎市 地域通貨によるデマンドレスポンス・シティ・プロジェクト「ZUTTOCITY」
27.スマートシティに関連した異業種連携/産学官連携の統合
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