2025年版 電動化車両と関連主要部品のロードマップ
■調査のポイント■
・電動化の背景となる法規制動向とカーボンニュートラル
・完成車 2020年・2025年・2035年電動化ロードマップ
・主要部品 2020年・2025年・2030年・2040年・2050年技術ロードマップと生産量
■概要■
自動車業界は2035年に向けて大きく変わろうとしており、とりわけ排ガス規制・燃費規制といった環境規制の強化にともない完成車メーカーは各国で実施される規制クリアに向けて電動化車両の投入及びロードマップを策定、具体的な行動をみせています。中でもハイブリッド化によるパワートレインの電動化(PHV、フルHEV、48V-HEV)とEVシフトが最大の切り札となります。電動化は駆動モータ、インバータ、バッテリーなど電動化部品や補機類だけでなく、ブレーキやステアリングそして車体軽量化にいたるまで車両全般にわたり大きな影響を与えていきます。
当資料では、完成車の電動化への動きをみながら、電動化関連主要部品について技術指標とそのロードマップについて分析を試みております。
今後の貴社マーケティング戦略上のアドバイザー的データとして活用できます。以下、詳細をご案内申し上げます。
1.環境規制に対する主要国(日本・欧州・米国・中国)とカーメーカーの対応
(1)主要国における排ガス規制の動向
(2)EURO7と各国の規制比較
(3)主要国における電動化車両に対する環境評価基準
(4)主要国におけるCO2排出規制・電動化ロードマップ
(5)日・欧・米・中・韓主要カーメーカーにおけるエンジン車(ICEV)生産販売終了目標年
(6)日・欧・米・韓主要カーメーカー17社の電動化ロードマップとEV販売目標2030年・2035年
(7)主要国の世界自動車市場における存在感・影響力
2.電動化車両の現状と今後の展開
(1)全体トレンド及びロードマップ(2020〜2035年・2035〜2050年)
(2)パワートレインの種類と電動化レベル
(3)電動化車両の車両グレード(セグメント)の実態
(4)電動化車両の車両グレード(セグメント)上の位置付け
(5)主要EVの車両のスペック一覧
・モデルグレード車両価格
・サイズ:L×W×H重量
・モータ:型式定格出力最高出力最大トルク
・バッテリー:総電圧総電力
・航続距離など
3.電動化車両におけるキーテクノロジー
(1)全体トレンド及び今後、デファクトとなる技術領域
(2)電費改善技術-モータ・インバータ・バッテリー-
(3)電動化車両における冷却・潤滑・熱管理システム-モータ・インバータ・バッテリーと電動コンプレッサ-
(4)全固体電池-トヨタなど関連企業の動向-
(5)水素エンジン-BMW・トヨタの開発事例、実用化の可能性-
4.電動化車両の市場動向
(1)全体トレンドとパワートレインの電動化率推移
(2)パワートレイン電動化とカーメーカーの方向性・ブランド戦略
(3)国・エリア別全体市場規模推移(2020〜2050年)
(4)パワートレイン種別市場規模推移(2020〜2050年)
(5)国・エリア→パワートレイン種別市場規模推移(2020〜2050年)-日本・欧州・北米・中国・その他-
(6)パワートレイン→国・エリア別市場規模推移(2020〜2050年)-FCV・EV・PHV・フルHEV・MHEV・ICEV-
5.電動化車両部品市場とエンジンの位置付け
(1)電動化車両部品市場の概要
(2)品目別市場規模推移(2020〜2050年)
(3)パワートレインの電動化にともなうエンジン市場の変化
(4)ガソリンエンジンの今後の位置付け・ロードマップ
(5)ディーゼルエンジンの今後の位置付け・ロードマップ
(6)エンジンにおける高効率化動向(〜2050年)
6.電動化車両主要部品のロードマップ
(1)駆動モータ
・概要
・市場規模推移(2020〜2050年)
・参入メーカー・納入マトリクス
・ロードマップ(〜2050年)
・トピックス1:脱レアアース:省レアアースの動向
・トピックス2:インホイールモータ(IWM)の開発動向
・トピックス3:高効率化の動向
・トピックス4:モータ製造上の技術課題解決の動向
(2)ISG・BAS(MHEV)
・概要
・市場規模推移(2020〜2050年)
・参入メーカー・納入マトリクス
・ロードマップ(〜2050年)
・トピックス1:ISG・BASの搭載位置の動向
・トピックス2:トランスミッションへの組み込み動向
(3)インバータ・DC/DCコンバータ・OBC
・概要
・市場規模推移(2020〜2050年)
・参入メーカー・納入マトリクス
・ロードマップ(〜2050年)
・トピックス1:SiC化の動向
・トピックス2:出力密度の向上
(4)減速機(リダクションギヤ)
・概要
・市場規模推移(2020〜2050年)
・参入メーカー・納入マトリクス
・ロードマップ(〜2050年)
・トピックス:電動化がもたらすトランスミッションレス化の動向
(5)電動アクスル(e-Axle)
・概要
・市場規模推移(2020〜2050年)
・参入メーカー・納入マトリクス
・ロードマップ(〜2050年)
・トピックス1:部品メーカー量産開始状況
・トピックス2:電動アクスル化により
使われる部品、使われなくなる部品の動向
・トピックス3:電動アクスルにおけるXin1化の動向
(6)バッテリー(セル・BMS)
・概要
・市場規模推移(2020〜2050年)
・参入メーカー・納入マトリクス
・ロードマップ(〜2050年)
・トピックス1:エネルギー高密度化の動向
・トピックス2:コストダウン化動向
(7)ブレーキ(ハイドロブースタ・EMB:電動ブレーキ)
・概要
・市場規模推移(2020〜2050年)
・参入メーカー・納入マトリクス
・ロードマップ(〜2050年)
・トピックス1:
電動化車両用ブレーキブースタ種類別採用状況の現状と今後
・トピックス2:ブレーキの多機能化・高機能化の動向
(8)パワーステアリング(EPS:電動パワーステアリング)
・概要
・市場規模推移(2020〜2050年)
・参入メーカー・納入マトリクス
・ロードマップ(〜2050年)
・トピックス1:ステアリングにおける脱油圧・電動化の動向
・トピックス2:EPSの協調制御への応用
(9)カーエアコン(電動コンプレッサ)
・概要
・市場規模推移(2020〜2050年)
・参入メーカー・納入マトリクス
・ロードマップ(〜2050年)
・トピックス1:パワートレイン電動化にともなうヒートポンプ式への移行
・トピックス2:主熱源、補助熱源の現状と今後
・トピックス3:ヒートポンプ方式による統合熱管理システムの動向
・トピックス4:PFAS規制と新冷媒の動向
■調査対象品目■
電動化車両
EV、PHV、フルHEV、マイルドHEV、FCV
電動化関連主要部品
駆動モータ:MGU ISG BAS
電動アクスル:e-Axle
パワーエレクトロニクス:インバータDC/DC コンバータOBC PCU 冷却システム
電源:バッテリーセルBMS
補機類:カーエアコンコンプレッサ 統合熱管理モジュール
エンジン・トランスミッション・減速機
ブレーキハイドロブースタ・電動ブレーキ
ステアリングEPS
■調査対象先■
日系メーカー:完成車メーカー、電動化関連主要部品メーカー、材料メーカー
海外メーカー:欧州・北米完成車メーカー、メガサプライヤー・電動化関連主要部品メーカー