■調査のポイント■
・2005年〜2050年の技術の変遷及び需要構造の変化を分析、2050年までの技術のロードマップ
・電子化、電動化、自動化等による変化の要因を分析
・市場規模の拡大、減少要因分析
■概要■
現在の自動車は環境、安全、コストの3つの競争軸があり、中でも環境と安全軸は先進国市場を中心に存在感が大きく、環境とりわけパワートレインの電動化は、フルHEV、PHEV、EVなど電動化車両の市場拡大、そしてブレーキやステアリングなどにおける電動化・自動化などの進展は既存の部品業界に与える影響はますます強いものとなろうとしています。
当資料は、パワートレインの電動化とブレーキ・ステアリング・アクセルにおける電子化・電動化・自動化などを中心に「走る」「曲がる」「止まる」といった車としての基本機能に加えてカーエアコンといった快適装備や安全装備の領域においてシステム及び部品のロードマップをまとめたものです。当資料は貴社における今後の事業戦略上アドバイス的データとして活用できます。
以下、詳細をご案内申し上げます。
＜１＞市場概要・市場環境
1．「走る」「曲がる」「止まる」はどう変わるか
2．「走る」「曲がる」「止まる」ロードマップ全体像(〜2040年・2050年)
3．今後、採用が進む有望システム・部品は何か
4．有望15システムの市場規模(世界・日本2020〜2050年予測)
5．有望15システムの搭載率(世界・日本2020〜2050年予測)
6．有望部品20品目の市場規模(世界・日本2020〜2050年予測)
7．環境規制強化への対応策
・パワートレイン技術開発
・車体軽量化(アルミ化、ハイテン化)
・車体軽量化(CFRP化)
8．排ガス規制・燃費規制強化の動向
・日欧米中
・その他(インド、ブラジル、インドネシア、オーストラリアなど)
9．ロードマップ総括(〜2040年、2040〜2050年、2050年〜)
＜２＞パワートレイン編
1．パワートレイン市場動向
・パワートレインの種類と電動化レベル
・ICEV/EPTV別市場規模(世界・日本2020〜2050年予測)
・EPTV種類別市場規模(世界・日本2020〜2050年予測)
・ガソリン/ディーゼル別エンジン市場規模
(世界・日本2020〜2050年予測)
・パワートレイン別エンジン別市場規模
(世界・日本2020〜2050年予測)
・エンジンの市場的位置付け、搭載率
(世界・日本2020〜2050年予測)
・トランスミッションの市場的位置付け、搭載率
(世界・日本2020〜2050年予測)
2．パワートレインの電動化が周辺システム・部品に与える影響
・パワーユニット周辺システム数(冷却、潤滑、油圧、電源、燃料供給)
・補機類の動力源の動向
・潤滑システムの電動化と油冷化の動向
・パワートレインの電動化とステアリング・ブレーキへの影響
・有望エンジン4部品の納入マップ、市場規模
(世界・日本2020〜2050年予測)
3．ガソリンエンジン
・ロードマップ(〜2050年、概況)
・ロードマップ
(〜2050年、直噴、希薄燃焼、過給、ハイブリッド化など要素技術)
・ロードマップ(〜2050年、高効率化)
・ダウンサイジング・ライトサイジングの動向
・モジュール化・レスシリンダー化の動向
・次世代ガソリンエンジンの実用化時期・開発動向・主要開発メーカー
・新型エンジン開発事例
・ガソリンエンジンの市場的位置付け・シェア
4．ディーゼルエンジン
・ロードマップ(〜2050年、概況)
・ロードマップ(〜2050年、革新的排ガス浄化技術)
・ディーゼル車シェア推移
-欧州(1990〜2019年)
-欧州における2021〜2024年のパワートレイン別比率(2021〜2024年)
・主要ディーゼルエンジン型式一覧
・カーメーカーにおけるディーゼルエンジン開発動向
・ディーゼルエンジンの市場的位置付け・シェア
5．トランスミション
・ロードマップ(〜2050年、概況)
・ロードマップ(〜2050年、ステップAT、CVT、DCT共存)
・ロードマップ(〜2050年、燃費向上:レシオカバレッジ拡大)
・ロードマップ(〜2050年、燃費向上:ハイブリッド化拡大)
・ロードマップ(〜2050年、協調制御)
・ロードマップ(〜2050年、減速機2段化)
・電動化車両用に用いられるトランスミッションとは何か
・ステップAT・CVT・減速機納入マップ
・トランスミッション種類別市場規模(世界・日本2020〜2050年予測)
6．電動アクスル(e-Axle)
・ロードマップ(〜2050年、概況)
・ロードマップ(〜2050年、機電一体)
・電動アクスル採用車種、納入マップ
・電動アクスル市場規模(世界・日本2020〜2050年予測)
7．駆動モータ
・ロードマップ(〜2050年、概況)
・ロードマップ(〜2050年、モータ種別・搭載数)
・ロードマップ(〜2050年、脱レアアース・省レアアース、高速対応)
・ロードマップ(〜2050年、小型化・省スペース)
・ロードマップ(〜2050年、インホイールモータ)
・ロードマップ(〜2050年、BAS・ISG)
・主要EV・PHEV・フルHEV・48V-HEVにおける駆動モータ出力
・トランスミッションへの駆動モータ組み込み動向
・駆動モータ納入マップ
・駆動モータ市場規模(世界・日本2020〜2050年予測)
8．インバータ・DC/DCコンバータ(PCU)
・ロードマップ(〜2050年、概況)
・ロードマップ(〜2050年、SiC化)
・ロードマップ(〜2050年、PCU冷却システム)
・インバータ・DC/DCコンバータ納入マップ
・PCU市場規模(世界・日本2020〜2050年予測)
9．バッテリー
・ロードマップ(〜2050年、概況)
・ロードマップ(〜2050年、エネルギー高密度化・次世代新技術)
・ロードマップ(〜2050年、低価格化)
・ロードマップ(〜2050年、冷却技術)
・主要EV、PHEV、フルHEV・48V-HEVにおける電池容量
・バッテリー納入マップ
・電動化車両別バッテリー市場規模(世界・日本2020〜2050年予測)
＜３＞ブレーキ・ステアリング・アクセル編
1．フットブレーキ
・ロードマップ(〜2050年、概況)
・ロードマップ(〜2050年、応答性・冗長性・回生協調・多機能化)
・ロードマップ(〜2050年、電子化・電動化・脱油圧・バイワイヤ化)
・ブレーキシステム種類(HB/EHB/EMB)別特性と対応可能な機能
・EHB採用車と採用拡大の動向
・EMB搭載車イメージと今後の方向性
・回生エネルギー利用の現状と今後
・ブレーキシステム動力源と伝達媒体の現状と今後
・電動化車両用ブレーキブースタ種類別採用状況の現状と今後
・油圧発生・加圧用モータの現状と今後
・電動油圧ブースタのサプライチェーン(ボールねじ〜モジュール)
・バキュームブースタ納入マップ
・電動油圧ブースタ納入マップ
・ESC市場規模・搭載率(世界・日本2020〜2050年予測)
・ブレーキ方式別市場規模(世界・日本2020〜2050年予測)
・EHB搭載車両種類別市場規模(世界・日本2020〜2050年予測)
・ブレーキブースタ方式別市場規模(世界・日本2020〜2050年予測)
・電動油圧ブースタ種類別市場規模(世界・日本2020〜2050年予測)
・ESC加圧ポンプ市場規模(世界・日本2020〜2050年予測)
2．ステアリング
・ロードマップ(〜2050年、概況)
・ロードマップ(〜2050年、バイワイヤ化、自動運転への対応)
・ロードマップ(〜2050年、EPS冗長化、自動運転への発展)
・ステアリングに対するニーズ
・パワーステアリング方式別種類別特性比較と採用車両セグメント
・パワーステアリング構成部品とアシスト動力源
・バイワイヤ化による高機能化と主要構成部品
・EPS納入マップ
・VGRS技術概要、採用車動向、主要構成部品納入マップ
・電子ハンドル技術概要、採用車動向、主要構成部品納入マップ
・パワーステアリング方式別市場規模(世界・日本2020〜2050年予測)
・EPS種類別市場規模(世界・日本2020〜2050年予測)
・VGRS市場規模・搭載率(世界・日本2020〜2050年予測)
・電子ハンドル市場規模・搭載率
(世界・日本2020〜2050年予測)
・EPSアクチュエータ市場規模
(世界・日本2020〜2050年予測)
・VGRSアクチュエータ市場規模
(世界・日本2020〜2050年予測)
・電子ハンドル用転舵アクチュエータ市場規模
(世界・日本2020〜2050年予測)
3．アクセル
・ロードマップ(〜2050年、ワンペダルオペレーション)
・ロードマップ(〜2050年、バイワイヤ化)
・電子スロットル納入マップ
・電子スロットル市場規模・搭載率(世界・日本2020〜2050年予測)
4．パーキングブレーキ
・ロードマップ(〜2050年、EPBとESCとの一体化)
・EPB種類別採用車動向
・EPB納入マップ
・EPB市場規模・搭載率(世界・日本2020〜2050年予測)
・EPBアクチュエータ市場規模(世界・日本2020〜2050年予測)
＜４＞先進安全・自動運転・ボディ系システム編
1．先進安全・自動運転
・自動運転化の狙いはどこにあるか
・ロードマップ(〜2050年、世界の自動化レベル)
・ロードマップ(〜2050年、日本の自動化レベル)
・自動運転のキー部品(レーザー・レーダー・カメラ・ソナー)の動向
・自動化レベル別市場規模・搭載率(世界・日本2020〜2050年予測)
・運転支援・自動運転用センサ種類別市場規模
(世界・日本2020〜2050年予測)
2．カーエアコン
・ロードマップ(〜2050年、冷媒・コンプレッサー・空調方式)
・カーエアコンに対するニーズ
・パワートレイン(ICEV・HEV・EV)別のシステムの違い
・パワートレイン電動化に伴うカーエアコンの変化
・主熱源、補助熱源の現状と今後
・排ガス熱利用の動向
・電動コンプレッサー納入マップ
・電動コンプレッサー市場規模(世界2020〜2050年予測)
3．シートベルト
・ロードマップ(〜2050年、プリテンショナ・リトラクタ)
・シートベルトに対するニーズ
・モータリトラクタ市場規模(日本2020〜2050年予測)
4．エアバッグ
・ロードマップ(〜2050年、乗員保護・歩行者保護)
・エアバッグ応用システム(ポップアップエンジンフード、
歩行者エアバッグ)の動向
■調査対象先■
・カーメーカー全般
・主要国内自動車部品メーカー
・主要海外自動車部品メーカー
・官公庁、各関連研究機関
