SSK 株式会社 新社会システム総合研究所

2025年版 スマートエネルギー市場の実態と将来展望

- 脱炭素社会関連レポート 〜 太陽光・風力・燃料電池・バイオマス・地熱・水力・海洋 -

商品No.
R02N0230
出版月
2024年11月
価格

印刷+CD-R(PDF)タイプ 88,000円 (税込)
印刷タイプ 77,000円 (税込)
CD-R(PDF)タイプ 77,000円 (税込)

ページ数
B5判 220ページ
発行<調査・編集>(株)日本エコノミックセンター
備 考
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■概要■

 2022年4月に行われた気候変動に関するサミットで、日本は2030年に向けた温暖化ガスの排出削減目標を13年度比で46%減、米国は05年比50〜50%減らすと表明しました。また経済産業省は、総合資源エネルギー調査会の分科会を開いており、国のエネルギー政策の方針を定めた「エネルギー基本計画」の改定に向けた議論を続けています。
 分科会は2020年度内に結論を出す予定です。基本計画は、エネルギー政策基本法で3年ごとの改定が定められています。2014年に決定した現在の計画は、旧政権が掲げた「脱原発」を転換し、原発を安く安定供給できる「ベースロード電源」と位置づけました。
 計画を踏まえ、政府は30年度の電源構成で原発の比率を20〜22%にすることを目指しています。しかしながら、原発再稼働は進まず、経済省が分科会で提示している19年度推計の原発比率は2%にとどまっています。分科会では今後も原発を使用するならば、再稼働と並行して新増設や建て替えの議論をとの意見も出ています。福島第1原発の事故処理費用は膨らむ一方で、原発が経済性に優れた「ベースロード電源」との位置付けに疑義も生じています。
 その一方で、再生可能エネルギー(スマートエネルギー)は、30年度の電源比率22〜24%(20年度推計は18%)を目指しますが、例えば太陽光発電への偏重や電気料金の抑制など課題があります。このようなエネルギー政策をめぐる論点は多いですが、総合エネルギー調査会の分科会での積極的な議論が望まれています。
 本レポートの<1>では、脱炭素社会と新エネルギーについて、<2>では、太陽光発電市場の世界や国内市場の動向と展望について調査及び分析を行っています。<3>では、風力発電市場の動向や展望について述べています。<4>では、燃料電池の世界市場と国内市場の動向と展望について。<5>では、バイオマス・中小水力発電など有力な再生可能エネルギーの動向や展望について記載しています。また、各章では新エネルギー関連メーカーや企業の動向、今後の展望など述べています。

-CONTENTS-
<1>再生可能エネルギーと大型二次電池
1.カーボンゼロ社会への展望
(1)カーボンゼロ(ニュートラル)
(2)エネルギー事情について
2.再生可能エネルギーの動向と展望
(1)再生可能エネルギーに係る動向
(2)再生可能エネルギーの需給見通し
(3)固定価格買い取り制度(FIT)の動向
(4)固定価格買取価格制度の動向と展望
(5)エネルギー力自由化と発電事業について
3.エネルギー基本計画の改正
(1)2050年電源構成シュミレーション
(2)2050年電源構成ベストミックス
4.新エネルギーと大型二次電池(蓄電池)の動向
(1)エネルギー容量市場の概要と動向
5.原子力発電所の稼動・審査状況(表)

<2>太陽光発電市場の動向と展望
1.太陽光発電世界市場の動向と実態
(1)太陽光発電世界市場の概況と動向
2.太陽光発電国内市場の動向と実態
(1)太陽光発電国内市場の概況と動向
(2)太陽光発電国内市場の業界構造
(3)太陽電池の分類と特性について
(4)太陽電池セル(モジュール)国内メーカー出荷量推移予測/シェア
(5)国内メーカー別太陽電池セル出荷量推移・予測
3.海外の太陽光発電システムの動向
4.国内の太陽光発電システムの動向と展望
(1)システム導入促進への取り組み
(2)太陽光発電システムの導入と事例
5.住宅用太陽光発電市場の動向と実態
(1)住宅用太陽光発電市場の概況と動向
6.太陽光発電メーカーの動向と展望
(1)京セラ(株)
(2)シャープ(株)

<3>風力発電市場の動向と展望
1.洋上風力発電世界市場の動向と実態
(1)洋上風力発電世界市場概況と動向
(2)洋上風力発電市場の動向
(3)洋上風力発電の技術概要と動向
(4)洋上風力発電の潜在性(表)
(5)着床式洋上風力発電の技術開発動向
【参考】浮体式洋上風力発電の実証試験(表)
2.洋上風力発電国内市場の動向と実態
(1)洋上風力発電市場の動向
(2)洋上風力発電システムの動向
【参考】発電設備整備促進区域ガイドライン
(3)洋上風力発電国内市場の動向と展望(表)
【参考】国内の洋上風力発電導入実績(表)
3.陸上風力発電世界市場の動向と実態
(1)世界風力発電市場概況と動向
(2)風力発電市場業界図(世界/国内)表
(3)国・地域別の導入規模と目標値
4.風力発電国内市場の動向と実態
(1)国内風力発電市場概況と動向
(2)国内風力発電市場推移・予測(グラフ)
(3)風力発電機メーカーシェア(2020〜21年度)
5.風力発電関連企業の動向と展望
(1)コスモエコパワー(株)
(2)三菱重工業(株)
(3)(株)ユーラスエナジーホールディングス

<4>燃料電池市場の動向と展望
1.燃料電池世界市場の動向と展望
(1)燃料電池用途別世界市場の概況と動向
(2)燃料電池業界図(世界・日本)(表)
(3)燃料電池タイプ別世界市場の概況と動向
2.燃料電池国内市場の動向と実態
(1)燃料電池国内市場の概況と動向
(2)燃料電池市場の動向
(3)燃料電池用途別国内市場の概況と動向
(4)燃料電池タイプ別国内市場の概況と動向
【参考】固定価格買い取り制度について
3.燃料電池関連メーカーの動向と実態
(1)(株)アイシン
(2)東京ガス(株)
(3)東邦ガス(株)
(4)パナソニック(株)
4.燃料電池関連メーカーの動向と戦略(表)

<5>有力再生可能エネルギーの動向と展望
1.バイオマスエネルギーの動向と展望
(1)バイオマスエネルギーの概況と背景
(2)バイオマス発電事業者協会について
(3)バイオマス発電の設置動向(表)
(4)海外の木質バイオマス動向
(5)国内の木質バイオマス事例
(6)バイオマス関連企業の動向と展望(簡易個票)
((株)IHI/イーレックス(株)/出光興産(株)/エア・ウォーター(株)/(株)エフオン/王子HD(株)/大阪ガス(株)/関西電力(株)/JFEエンジニアリング(株)/住友林業(株)/(株)ZEエナジー/(株)タクマ/中部電力(株)/(株)東芝/パナソニック(株))
2.バイオマス燃料の動向と展望
(1)バイオマス燃料の歴史と特徴
(2)バイオマス燃料の使用と品質規定
3.地熱発電の動向と展望
(1)地熱発電の概況と動向
(2)地熱発電の現状と展望
(3)地熱発電企業の動向と展望(簡易個票)
(出光興産(株)/JFEエンジニアリング(株)/富士電機(株)/丸紅(株))
4.中小水力発電市場の動向と展望
(1)水力発電の概況と動向
(2)国内外の水力発電の動向
(3)中小水力発電の国内事例
(4)中小水力発電関連企業の動向よと展望(簡易個票)
(王子ホールディングス(株)/川崎重工業(株)/四国電力(株)/(株)スマートエナジー/日本工営(株)/フォレストエナジー(株)/丸紅(株)/(株)明電舎)
5.海洋エネルギー発電の動向と展望
(1)海洋エネルギー発電の動向
(2)日本の海洋エネルギー発電
(3)海洋エネルギー関連企業・団体の動向
6.太陽熱エネルギーと雪氷熱利用
(1)太陽熱エネルギーの利用と動向
(2)雪氷熱利用エネルギーの動向
7.有力新エネルギー関連企業の動向と戦略(表)
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