コネクテッドTV（CTV）を所有している世帯は88%に達している。CTVはストリーミングで映画、テレビ番組を見るためだけではなく、ソーシャル・ビデオの視聴にも使われている。これより、テレビ視聴時間におけるストリーミングでの視聴は全体の58%を占めるようになっている。CTV広告は$250億になり、放送広告の40%程度の規模になっている。放送広告市場が縮小する中、CTV広告に対する期待が増しているが、CTV広告はYouTube、Amazon等のテック会社との争いである。CTVへの移行のインパクト、それに放送の今後を分析する。
本レポートはアメリカにおける映像コンテンツの配信サービス市場をモニタリングする年間購読サービス、The Compassの一部として出版されており、市場の主要な動き、それに最新の市場統計数値を提供している。
＜１＞放送/OTT市場の構造
1．テレビ視聴世帯
2．コンテンツ事業者とTVネットワーク
・映画スタジオ
・TVネットワーク
3．放送事業者
・地上波放送局
・多チャンネル事業者
4．ブロードバンド・サービス
5．ストリーミング・サービス
・TVOD/EST
・SVOD
・AVOD/FAST
6．ビデオ・エンターテイメント
＜２＞CTVの普及
1．放送のダイレクト化
・Direct-to-Consumer
・FASTはなぜ成功したのか
・ストリーミング・サービスの名称の変化
2．コネクテッドTV
・コネクテッドTVの普及
・CTVプラットフォーム
・Rokuの勢力
＜３＞迫られる採算化
1．背景
・ストリーミング事業の赤字
・チャーン（解約）の増加
・CTV広告への期待
2．マネタイズの方法
・コンテンツのライセンシング
・サービスの統合
・DTC化の加速
・広告価値の向上
＜４＞データ
＜図表＞
・テレビ世帯率
・テレビ利用時間の配分
・映画会社トップ10（US興行収入: $百万）2022年）
・主要なTVネットワーク保有会社
・主要な地上波ネットワーク
・TVネットワークトップ20
・テレビ局の分類と局数
・主要地上波局保有会社
・多チャンネルサービス加入世帯数
・多チャンネルサービスのタイプ別シェア
・既存型多チャンネルサービス事業者トップ10
・主要なvMVPDの加入者数（2022年末）
・ブロードバンド世帯数と加入率
・ブロードバンドサービスのシェア
・主要ブロードバンドサービス事業者
・主要なTVODサービス
・主要なSVODサービス
・主要AVODサービス
・アメリカのビデオ・エンターテイメント市場
・ビデオエンターテイメント市場（$100万）
・購入、レンタル、VOD/SVOD
・CTV視聴の方法
・CTV視聴時間でのアプリのタイプ別内訳
・Pluto TVの番組表画面
・AVOD/FASTの利用者
・FASTアプリ利用時間の年齢別シェア
・ストリーミング・サービスの呼び方
・OTTビデオの再生時間に占めるCTVのシェア
・コネクテッドTVの普及率
・CTV視聴の内訳
・主要なアメリカのCTVプラットフォーム
・CTVでのストリーミング視聴時間におけるシェア
・オープン・プログラマティックCTV広告でのシェア
・Rokuのアクティブ・ユーザ数（万人）
・RokuのARPU（12ヶ月間）
・Rokuのデバイスとプラットフォーム収入（$億）
・主要なストリーミングビデオ・サービス加入者数（2022年）
・4大ネットワークのストリーミング事業の損失
・視聴者が利用しているビデオサービスの数
・主要SVODサービスの前期比成長率
・放送とCTV広告の売上（$億）
・脚本がある番組シリーズの制作本数
・主要コンテンツ事業者の制作費
・放送とCTV広告のCPM
