【日本のはるか先を走る米国AI】
米国巨大テック7社のAI開発最新状況
-大規模なAIが生み出され、人間並みの知能を獲得
-同時にAIの危険性が米国社会を脅かし、倫理的なAIの開発が進む
米国 VentureClef社 代表/アナリスト
宮本 和明(みやもと かずあき) 氏
このセミナーは米国巨大テックのAI開発最新状況を分かりやすく解説する。また、高度なAIは重大な危険性を内包し、アルゴリズムが引き起こす社会問題とその対策をレポートする。
巨大テックは大規模なAIを開発している。アルゴリズムの規模を大きくすると、AIがインテリジェントになることが分かっており、巨大モデルの開発競争が激化している。
GoogleとMicrosoftは人間のように言葉を理解する言語モデルに重点を置く。Metaはメタバースを生成するAIを開発中。Amazonはロボットの頭脳としてAIを開発するが課題は多い。AppleはAIをAR(拡張現実)の基盤技術と位置付ける。Teslaは自動運転車向けのコンピュータビジョンを開発。NvidiaはAIで高精度なデジタルツインを生み出す。
一方、高度なAIは重大な危険性を内包しており、アルゴリズムによる不公正な判定が社会を脅かしている。巨大テックはこれらの危険性を認識し、社会に危害を与えない倫理的なAIの開発に着手した。また、米国政府はAIを安全に利用するための標準化や法規制を進めている。
<1>Google
1.世界最大規模の言語モデル
2.科学技術の振興に寄与するAI
3.AIが自我を持つ
<2>Amazon
4.家庭向けロボット
5.顔認識技術の評価と規制
<3>Meta
6.メタバースを支えるAI
7.Multi-Task Learning
<4>Apple
8.スマホの次はARグラス
<5>Microsoft
9.Foundation Model
10.AIアートと著作権
<6>Tesla
11.世界最大規模のコンピュータビジョン
<7>Nvidia
12.企業向けデジタルツイン
13.超リアルなアバター
<8>責任あるAI開発
14.AIの危険性と社会問題
15.巨大テックの責任あるAI開発
16.米国政府のAI規制動向
広島県出身。大阪大学基礎工学部卒業。1980年 富士通に入社。1985年 富士通関連会社Amdahl Corp.(カリフォルニア州サニーベール)に出向し、アメリカでスーパーコンピュータ事業の立ち上げに従事。
2003年3月 富士通を退社し、リサーチ会社VentureClef (カリフォルニア州マウンテンビュー) を設立。アナリストとしてコンピュータ技術の最新動向を追う。シリコンバレーのベンチャー企業にフォーカスし、時代を変える技術の発掘と解析を行う。25年に及ぶアメリカでのキャリアを背景に技術トレンドをレポート。
【著書等】『機械学習・人工知能 業務活用の手引き(共著)』(情報機構)2017。『人工知能アプリケーション総覧(共著)』(日経BP社)2015。最新技術をブログ「Emerging Technology Review」で発信。 日経新聞に寄稿「宮本和明のシリコンバレー最先端技術報告」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130326/466162/
日経新聞に寄稿「未来の技術の実験場-シリコンバレー最先端を追う」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20140603/561130/