【1兆ドルの巨大市場となるか】
米国で激化するメタバースの開発競争
-Meta、Apple、Google、新興企業の戦略
-メタバース向けAIでブレークスルー/AR・VR・ホログラム・触覚技術最前線
-日本企業はどの分野を攻める?
米国 VentureClef社 代表/アナリスト
宮本 和明(みやもと かずあき) 氏
このセミナーはメタバースとそれを構成する技術を分かりやすく解説する。また、米国主要企業のメタバース開発の最新状況をレポートする。
メタバースについて共通の理解が確立する前に、米国企業は独自の手法でシステム開発に着手した。Metaは社名を変更し、メタバース開発をリードしている。Metaは、次世代VRヘッドセットとARグラスの開発に社運を賭ける。AppleとGoogleもメタバースにアプローチし、高機能ARグラスを投入する公算が濃厚となった。更に、巨大テックは、メタバース専用のAIの開発を進め、3D仮想社会を生成する基礎技術でブレークスルーが生まれている。
これに対し新興企業は、ホログラムや触覚技術など、次世代インターフェイスの開発に注力している。更に、3Dエンジンや3Dモデリングなど、仮想空間を生成する技術で差別化を図る。
米国企業がメタバース開発で先行する中、日本企業はこの市場でどう戦うべきかが問われている。
<1>メタバース仮想社会
1.集中型メタバース
2.分散型メタバース
3.デジタルツイン
<2>インターフェイスとセンサー
4.ARグラス
5.VRヘッドセット
6.ホログラム
7.コンタクトレンズ
8.触覚技術
<3>メタバース向けAI
9.コンピュータビジョン
10.言語モデル・チャットボット
11.大規模AIモデル
12.フィッシング・ヘイトスピーチ対策
<4>メタバースを生成する技術
13.アバター生成技術
14.AR開発環境
15.3Dエンジン
16.3Dモデリング
<5>メタバースの経済モデル
17.メタバースで生まれるビジネス
18.Web3、仮想通貨、NFT
19.日本企業の戦略
広島県出身。大阪大学基礎工学部卒業。1980年 富士通に入社。1985年 富士通関連会社Amdahl Corp.(カリフォルニア州サニーベール)に出向し、アメリカでスーパーコンピュータ事業の立ち上げに従事。
2003年3月 富士通を退社し、リサーチ会社VentureClef (カリフォルニア州マウンテンビュー) を設立。アナリストとしてコンピュータ技術の最新動向を追う。シリコンバレーのベンチャー企業にフォーカスし、時代を変える技術の発掘と解析を行う。25年に及ぶアメリカでのキャリアを背景に技術トレンドをレポート。
【著書等】『機械学習・人工知能 業務活用の手引き(共著)』(情報機構)2017。『人工知能アプリケーション総覧(共著)』(日経BP社)2015。最新技術をブログ「Emerging Technology Review」で発信。 日経新聞に寄稿「宮本和明のシリコンバレー最先端技術報告」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130326/466162/
日経新聞に寄稿「未来の技術の実験場-シリコンバレー最先端を追う」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20140603/561130/