競争が激化するマイクロLED/ミニLED
〜2022年アプリケーションはどう動く〜
沖為工作室合同会社 Founder
沖本 真也(おきもと しんや) 氏
コロナ禍で子供たちの間で爆発的な人気を誇ったオンラインゲームプラットフォームのRobloxやFacebookのMeta Platformsへの社名変更の発表等、メタバースが新たなトレンドとして台頭してきています。現在、メタバースは仮想空間に限定せず、現実、デジタルツイン、ブロックチェーン、人工知能、ソーシャルプラットフォーム等によって形成されるテクノロジーとして理解されています。こうしたトレンドと呼応するように、例えば小米(Xiaomi)やTCL傘下の雷鳥創新(Thunderbird Innovation)、Oppo等がマイクロLEDとARスマートグラスに関する発表を行っています。また2021年にApple社がミニLED搭載製品を発表したことにより、台湾サプライヤーを中心に工場のフル稼働が続いており、Appleエコシステムを巡り、競争も激化しています。
また自動車業界では電動化の流れとともにHMI(ヒューマンマシンインターフェース)としての車載モニターが、最も変革が起きるドメインの一つとなると考えられており、例えばローカルディミングを応用したインテリジェンスな車載ディスプレイの導入も進んでいます。
このセミナーではその時点での最新情報を取り入れ、マイクロLED、ミニLEDを取り巻くマーケットトレンドはもちろんのこと、ディスプレイの領域に限らず、幅広い視点からマイクロLED、ミニLED市場について発表いたします。
1.マイクロLED、ミニLED市場概観
(1)市場背景
(2)関連企業の動向、アライアンス現状
(3)中国、韓国、台湾プレイヤーアップデート
(4)マイクロLEDとARスマートグラス
(5)デジタルコックピットとローカルディミング
2.マイクロLED、ミニLED技術トレンド
(1)マストランスファー
(2)モノリシック、色変換等
(3)検査
(4)リペア
(5)ボンディング
3.マイクロLED、ミニLEDアプリケーション別分析
(1)AR
(2)ウォールディスプレイ(大型ディスプレイ)
(3)TV
(4)タブレット
(5)ノートPC
(6)スマートフォン
(7)自動車
(8)その他
4.サプライチェーン
(1)マイクロLED、ミニLED産業セグメント
(2)新興アプリケーション
・医療 ・照明 等
5.競争環境分析
(1)主要企業分析
(2)競合リーダーシップマッピング
6.まとめ
1998年桐蔭学園高等学校理数科卒業。大学で文学士(英米文学科専攻)を取得後、社会人として働きながら米国大学でMBA取得。2003年社会人として主に営業職として従事。製造業界において複数の企業で新製品の開発および上市業務を担当。プラスチック製品メーカーでは物流用プラスチックパレット「スキレッター」の開発から上市まで営業職として関わり、開発者の一人として特許登録。自動車業界では主にドイツ自動車メーカーに対し内装部品の加飾技術の提案を行う職務につき、水圧転写や本杢インモールド成型などの工業化に従事。市場調査業界では、主にトレンドフォース社、ケリーサイエンティフィックパブリケーション社等の海外調査会社やマイクロバイオーム、再生医療、EV、自動運転等の市場調査のマーケティングを手掛け、業界団体を巻き込んでマーケットの活性化に従事。
2020年に沖為工作室合同会社を設立。製造業界や市場調査業界で培ったネットワークを生かし、車載用バッテリー、自動運転、マイクロLED、5G、マイクロバイオームなどの先端技術の市場分析を提供。米国メディアにも注目の企業として取り上げられる。
https://finance.yahoo.com/news/navigating-global-marketplace-unprecedented-times-075008361.html