【この流れはハイプかリアルか】
メタバースビジネスのシリコンバレー最新動向
-Facebookはメタバース企業に転身
-Microsoftや新興企業が技術開発を加速
-3D仮想空間でどんなビジネスが生まれるのか
米国 VentureClef社 代表/アナリスト
宮本 和明(みやもと かずあき) 氏
Facebookは、社名を「Meta」に変更し、メタバース(Metaverse)企業となった。メタバースとは、3D仮想空間で、次世代のインターネットはここに構築される。メタバースは、現実空間と仮想空間を融合したもので、我々はこの空間で、アバター(デジタルツイン)を介して交流し、ビジネスを運営する。
米国の巨大テックやスタートアップが一斉にメタバース開発を加速している。MicrosoftはMR(複合現実)機能やMRヘッドセットを中心に企業向けメタバースを提供。Nvidiaは高精度なデジタルツインを生み出し、企業向けにソリューションを提供。スタートアップは時代を先取りするメタバース・ビジネスを生みだしている。
このセミナーは、メタバースとは何かを基礎から解説する。また、メタバースでどんなビジネスが生まれているかをレビューし、これからのビジネスチャンスを考察する。セミナーではビデオや音声などマルチメディアを用い、メタバースを分かりやすくビジュアルに解説する。
<1>Facebookはメタバース企業となる
1.メタバースの概要
2.メタバースを構成する技術
3.ARグラスとMRヘッドセット開発
4.メタバースを支えるAI技法
<2>企業向けメタバース
5.Microsoft:MRコラボレーション
6.Nvidia:デジタルツイン技術
7.スタートアップが開発する革新技術
<3>消費者向けメタバース
8.Epic Games:メタバース・エンジン開発
9.Roblox:メタバース向けコンテンツ開発
10.Apple:ARグラスとモバイルAR
<4>メタバースとビジネスチャンス
11.メタバースをどう解釈すべきか
12.メタバースが生み出すビジネス
13.メタバースは技術革命かハイプか
広島県出身。大阪大学基礎工学部卒業。1980年 富士通に入社。1985年 富士通関連会社Amdahl Corp.(カリフォルニア州サニーベール)に出向し、アメリカでスーパーコンピュータ事業の立ち上げに従事。
2003年3月 富士通を退社し、リサーチ会社VentureClef (カリフォルニア州マウンテンビュー) を設立。アナリストとしてコンピュータ技術の最新動向を追う。シリコンバレーのベンチャー企業にフォーカスし、時代を変える技術の発掘と解析を行う。25年に及ぶアメリカでのキャリアを背景に技術トレンドをレポート。
【著書等】『機械学習・人工知能 業務活用の手引き(共著)』(情報機構)2017。『人工知能アプリケーション総覧(共著)』(日経BP社)2015。最新技術をブログ「Emerging Technology Review」で発信。 日経新聞に寄稿「宮本和明のシリコンバレー最先端技術報告」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130326/466162/
日経新聞に寄稿「未来の技術の実験場-シリコンバレー最先端を追う」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20140603/561130/