DXを未来のビジネスに結びつけるための情報収集利活用ノウハウ
〜全産業DX時代における新たな仕掛けとその後の事業展開の羅針盤〜
(株)日本能率協会総合研究所
MDB事業本部 エグゼクティブ・フェロー
菊池 健司(きくち けんじ) 氏
早いもので2022年を迎えようとしています。2021年11月現在、日本のコロナ禍はやや落ち着いた状況にはありますが、まだまだ予断を許さないというのが正直なところです。コロナ禍は、世界のビジネスシーンにとんでもない変化、そして誕生と消滅をもたらしています。当面Withコロナトレンドは続いていくというのが正しい見方でしょう。
2022年は、間違いなく「反転攻勢」「構造転換」の1年になると予想しています。世界視点で見ても、世界のユニコーン企業の7割を輩出する米中はもとより、世界中でユニークなスタートアップが立ち上がり、ビジネスシーンそのものを劇的に変える仕掛けを既に施しています。そして、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の流れが、様々な産業を劇的に変化させています。DXが意外な業界再編やM&Aを引き起こしていきます。課題感の差異はあれど、DXの専門部門を新設し、急ぎ対応に当たる企業が多いことも、DXの重要性も物語っています。未来創造・新規事業責任者においても、DXは既に切っても切り離せない流れとして、各社が情報収集・分析そして、未来創造に躍起になっています。ただ、日本のDXの歩みはまだ道半ばであり、実は様々なビジネスチャンスが潜んでいます。
講師が勤務するMDB(マーケティング・データ・バンク)には、当然のことながら、多くのお客様から「DX」や「新規事業・新サービス探索」のご相談が多々寄せられています。ありがたいことに、私のところにも、自社におけるDX化の推進のようなご相談もあれば、DXと新ビジネスアイデアに関して意見交換したいというご要望もひっきりなしにやってきています。DXとビジネスチャンスという視点において、「視野」を拡張するためには、「的確な情報」という羅針盤を手にしながら、情報を読み解いていく必要があります。ただ、良質な情報を集め、読み解いていく手法はあまり学ぶ機会がないというのが実情です。
戦う場所を総合的に判断するために非常に重要となるのが「情報収集活動」そして「得た情報の活用そして構想法」です。5年後10年後何が起こりそうかを想起しながら、自社の新規事業に思いを巡らせる。未来の市場変化や社会課題を想起しながら、ビジネス展開を検討していく。「未来構想力」の有無が優勝劣敗を分ける大きなポイントとなります。
本セミナーでは、長年に渡り、数多くの企業や公的機関において、情報収集・利活用ノウハウを基盤に多くの企業や公的機関の「未来探索活動」を支援している講師が、特にDXそして新ビジネスを意識した情報収集活用ノウハウや、今後注目すべき重要なトレンド解説、そして未来を見据える視点の置き方の強化手法について詳しく解説いたします。ICT関連のお客様はもちろんですが、新規事業責任者、そして未来探索等に携わる経営者、マネジャー、事業担当者様においては、必ずやお役に立つ内容となっております。
1.未来を見据える上で重要な最新注目調査トレンド
・2021年度の注目調査トレンドを振り返る
・最近の傾向から見えてきたこと…
・国策に売りなし…見ておきたい注目の国策とは
・5年後10年後を捉える上での重要ビジネスキーワード
・メタバースビジネスと今後の目線
2.意外に知られていないビジネス情報収集手法
・情報収集には確固たるセオリーがある、特に2022年以降大切なことは…
・情報収集で使える情報源の種類と特徴(文献・Web・データベースetc)
・特に新規事業・新サービス開発において注目しておきたい情報とは
・BtoB、BtoC、製造業、サービス業それぞれの視点
・DX関連情報収集の際に持っておきたい視点
・新規事業責任者に必要な「情報を浴びる」という感覚
・人と違う情報を見ることの重要性
3.情報収集ケーススタディ
・DX ・アフター/ウィズコロナ
【ICT関連】
・AI ・スマートシティ
・Beyond 5G ・IoT、ロボット
・Fintech、インシュアテック
【成長分野】
・グリーンイノベーションビジネス
・デジタル関連ビジネス
・バイオベンチャー、ヘルステック関連ビジネス ・宇宙ビジネス
・モビリティビジネス
・有望ビジネストピック
4.新規事業責任者必見!DXと新ビジネスの相関トレンド
・5年後10年後視点で見た場合、有望なビジネスとは
・グリーン・デジタルビジネスの本命感
・注目しておきたい意外なビジネスとその背景〜有望分野のご紹介
・DXは何を変えていくのか… ・DX化が生むビジネス、衰退させるビジネス
・DX関連注目スタートアップのご紹介
・DX時代に必要な人材像、足りなくなる人材
・DXを注視する際に見ておきたい国とその理由
・有望な○○テック事例のご紹介 ・日本で伸びる市場、世界で伸びる市場
・DX関連で知っておきたいグローバル事例
5.DXは何を変えるのか…未来を見据える視点を力強く磨き上げる
・顧客の未来課題を想起するために…
・有力企業のDX化から学ぶビジネスヒント
・情報を結びつけて「次」を考え、さらにその「次」を妄想する
・バックキャストとフォーキャストの接点を探す
・社会環境の変化を見る、経済政策の変化を見る、そして自業界を「冷静」に見る
・ゆっくりと業態を変化させている企業に注目すべし、例えば…
・今こそ持つべき「投資家」の視点〜新規事業責任者が知っておきたい有力投資家とは
・今注目しておきたい注目ディスラプター(業界破壊者)のご紹介
6.DXを未来のビジネスに結びつけるための必須情報源のご紹介
・長期目線の未来予測関連書籍、最も読んでおきたいのは…
・いち早く仕入れておきたい○○視点と○○視点
・DXを理解するためのお勧め書籍及びキーパーソン
・何としても読んでおきたいビジネス書
・DX関連Web情報源、ポータルサイト
・新規事業担当者向け国内・海外のWebサイト、商用データベース、ニュースアプリ
・国内、海外の注目データベース、URL、YouTube等
・お勧めしたい有料メルマガとは
1990年 日本能率協会総合研究所入社、マーケティング・データ・バンク(MDB)配属。外資系金融機関での勤務を経て、現在に至る。MDBは、2021年7月現在、約2,000社の会員企業を有する日本最大級のビジネス情報提供機関。民間企業、官公庁、独立行政法人、大学、自治体等からの要請に応じ、公開情報を中心とした情報提供業務に長年携わる。現在は、リサーチ力を基盤とした企業の未来戦略・新規事業策定の支援を中心に、情報収集・活用手法のセミナー・研修、未来予測・未来ライフスタイル、特定ビジネスに関する将来トレンド解説、そして未来人材育成等を日々実施している。2021年6月より、ラジオNIKKEI「ソウミラ〜相対的未来情報発信番組」(毎週月曜日20:20〜)にレギュラー出演。(URL: http://www.radionikkei.jp/soumira/)主な講師歴は、【MDB会員向けセミナー】「MDB情報活用力養成講座(未来を読む視点、5年後10年後のビジネスチャンス、新規事業リーダーのために情報収集活用手法等)」、「未来を見据えるための情報収集手法と発想法」「新規事業・新商品開発における情報収集手法」他多数【業界団体】機能性フィルム研究会、日本製薬情報協議会、九州経済調査協会、日本私立大学連盟、ビジネス支援図書館協議会、専門図書館協議会、情報科学技術協会、日本能率協会他多数【その他】日経ビジネス、日本経済新聞社、東洋経済新報社、新社会システム総合研究所、R&D支援センター、技術情報協会、関東経済産業局、東京都新サービス創出スクール、静岡市産学交流センター他多数。主な著書・論文に 「今週の読まぬは損」(日本能率協会マネジメントセンター J.H.倶楽部連載中)(URL: https://jhclub.jmam.co.jp/series/index.html)「未来予測による研究開発テーマの決め方」(技術情報協会)「Learning Design」(日本能率協会マネジメントセンター)※書籍に学ぶビジネストレンド、他多数