乳酸菌の機能と産業利用
-効果的な商業活用と新たなビジネスチャンスを探る-
東海大学 農学部 バイオサイエンス学科 准教授
チーズ・乳酸菌研究所 共同代表(兼任)
木下 英樹(きのした ひでき) 氏
乳酸菌はヨーグルト、チーズ、漬物等の発酵食品のみならず、粉末化され様々な食品・飲料に直接添加されるなど、その利用範囲が拡大している。乳酸菌には、様々な生理効果が報告されており、これらの特徴と機能を理解することは乳酸菌を効果的に活用するために非常に重要である。そこで本講座では乳酸菌の基礎知識、機能性、新しい発酵食品の可能性や大学で見出した機能性乳酸菌の商業活用について解説する。
1.乳酸菌の基礎知識
2.Lactobacillus属の新分類
3.乳酸菌の機能性
4.青果物の発酵による新しい発酵食品の創出の可能性
5.大学発の機能性乳酸菌の商業利用について
2008年 東北大学農学研究科博士課程修了、博士(農学)
同 年 宮城大学食産業学部フードビジネス学科・助教
2016年 東海大学農学部バイオサイエンス学科・講師
2021年 同・准教授
同 年 「チーズ・乳酸菌研究所」を設立・共同代表(兼任)
受賞:日本酪農科学会・奨励賞、日本畜産学会・奨励賞、フードテックグランプリ・企業賞など
書籍「乳酸菌の機能と産業利用」・監修