「数値で見る在宅医療経営戦略」と
-在宅医療の始め方、伸ばし方と人材マネジメント事例-
株式会社メディヴァ コンサルタント
兼 医療法人社団プラタナス
桜新町アーバンクリニック事務長
村上 典由(むらかみ のりよし) 氏
高齢化の進展に伴い、在宅患者は現在の70万人から2030年に100万人、2040年には120万人まで増えるとみられ、提供体制の整備が急務となっています。さらに新型コロナウイルス感染拡大に伴う入院抑制などで在宅医療のニーズは高まっています。また外来医療需要は2025年をピークに減少が見込まれており、医療機関経営の観点からも在宅医療に取り組むことが重要になっています。
コンサルタントとして、又在宅療養支援診療所の事務長として、数多くの医療機関を見てきた経験から「伸びる在宅医療機関」にはいくつかの押えるべきポイントが見えてきました。「新たに在宅医療を始めたい」「既にある在宅医療部門をもっと伸ばしたい」という診療所や中小病院向けに「数値で見る在宅医療経営」の基本と応用をご紹介すると共に、「伸びる在宅医療機関」に必須のポイントを具体的な事例に基づいて解説していきます。
特に今回のセミナーでは、成長の過程でどんな医療機関でも障壁となる「医師・看護師・事務の採用」「人事評価制度・マネジメント手法」について詳しく解説していきます。
1.在宅医療の収入患者単価×患者数の把握
2.訪問診療のスケジュールの立て方と月間の収入目安
3.在宅医療の収支シミュレーション
4.中小病院の生き残り戦略としての在宅医療
5.訪問診療の診療体制看護師、事務職員の同行
6.患者紹介から初回訪問までの準備
7.院内外の情報共有の仕組みづくり
8.在宅医療部門の経営指標
9.集患のための取り組み
10.24時間体制の構築
11.医師・スタッフ採用テクニック
12.定着・モチベーションUPのための人事評価制度
13.チームワーク醸成と組織マネジメント
株式会社メディヴァ コンサルタント事業部シニアマネージャーと在宅患者400名超の桜新町アーバンクリニック、訪問看護ステーション、介護事業所などの事務長を兼務。複数の在宅療養支援診療所・病院の運営支援、医療機器メーカー・大手不動産事業者の在宅医療関連コンサルティング、複数の自治体の地域医療計画・地域包括ケアシステム構築支援など。国際医療福祉大学大学院 非常勤講師。2015年度政策研究大学院大学医療政策短期特別研修修了。