【Apple Carショック】
GAFA+Mの自動運転車開発最前線〜IT企業 vsメーカー 激動の米国クルマ産業〜
米国 VentureClef社 代表/アナリスト
宮本 和明(みやもと かずあき) 氏
GAFA+Mは自動運転車市場に進出し、クルマ産業は激動の時を迎えた。自動運転車はAIとソフトウェアが決め手で、メーカーに代わりIT企業が市場をリードし始めた。自動運転車はスマホやPCの延長線上に位置づけられ、IT企業にとって新たなビジネスチャンスとなる。自動車メーカーは存続をかけて生き残りを図る。このセミナーは自動運転車開発の最前線をレポートし、地殻変動を起こした米国自動車産業を解説する。
Appleは自動運転車開発プロジェクト「Titan」を進めてきたが、これを商用化しApple Carを投入する。Amazonは自動運転車スタートアップZooxを買収し、自動車市場に参入した。Microsoftは自動運転車向けクラウドを開発し、GMにこれを提供する。Google/Waymoは、アリゾナ州で無人タクシーを運行しているが、事業を全米の主要都市に拡大する。Facebookは高度なAIの開発を進めており、自動運転技術に強い関心を示していると噂される。
メーカーは一斉にEV開発を加速し、その中心に自動運転技術を位置付ける。Teslaはレベル5の自動運転車を開発しているが、いよいよ今年から出荷が始まる。GMはCruiseを核に自動運転車を開発し、その技術が大きく進化している。一方、FordはArgoと提携して自動運転車の開発を進め、巻き返しを図っている。
このセミナーはビデオや体験レポートなどマルチメディアを用い、最新技術を分かりやすくビジュアルに解説する。
<1>自動運転で激変する米国クルマ産業
1.白熱する自動運転車開発
2.IT企業 vs メーカーの戦い
<2>GAFA+Mの自動運転車開発
3.Google 自動運転技術の実力を検証する
4.Apple スマホとクルマを販売する未来
5.Facebook 自動運転技術?ロボティックス?
6.Amazon Bezosが育てるモビリティ事業
7.Microsoft 自動運転車はクラウド事業
<3>メーカーの自動運転車開発
8.Tesla 完全自動運転車の販売が始まる
9.GMの反撃 急成長する自動運転技術
10.Fordの試練 生き残りをかけた戦い
<4>自動運転車を支える部材
11.半導体 AIチップ開発バトル
12.センサー LidarとRadarの最新技術
<5>注目のスタートアップ
13.高度な自動運転ソフトウェア
14.Teslaに挑戦するEVベンチャー
15.Lidarを使わない自動運転技術
<6>ラストマイルデリバリー
16.無人のクルマが商品を宅配
17.宅配ロボット体験レポート
広島県出身。大阪大学基礎工学部卒業。1980年 富士通に入社。1985年 富士通関連会社Amdahl Corp.(カリフォルニア州サニーベール)に出向し、アメリカでスーパーコンピュータ事業の立ち上げに従事。
2003年3月 富士通を退社し、リサーチ会社VentureClef (カリフォルニア州マウンテンビュー) を設立。アナリストとしてコンピュータ技術の最新動向を追う。シリコンバレーのベンチャー企業にフォーカスし、時代を変える技術の発掘と解析を行う。25年に及ぶアメリカでのキャリアを背景に技術トレンドをレポート。
【著書等】『機械学習・人工知能 業務活用の手引き(共著)』(情報機構)2017。『人工知能アプリケーション総覧(共著)』(日経BP社)2015。最新技術をブログ「Emerging Technology Review」で発信。 日経新聞に寄稿「宮本和明のシリコンバレー最先端技術報告」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130326/466162/
日経新聞に寄稿「未来の技術の実験場-シリコンバレー最先端を追う」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20140603/561130/