【PDFでのご提供】イベント中止、延期と法的対応
〜災害、感染症等でスポーツ・音楽・広告ビジネスの現場で起こる法対応の最前線〜
早稲田大学スポーツ科学学術院准教授 Field-R法律事務所 弁護士
松本 泰介(まつもと たいすけ) 氏
新型コロナウィルスの問題により、東京オリンピックパラリンピックのように、リアルイベントのほとんどが延期、中止を余儀なくされ、講演者が主たる取扱分野としているスポーツビジネス、音楽ビジネス、広告ビジネスの現場においては、現在、その対応に追われています。
講演者は、新型コロナウィルスに限らず、SARS、鳥インフルエンザ、MERSなどの感染症拡大や、震災、豪雨などの自然災害に伴ったイベントの延期、中止において、様々な法的問題にも対応してきています。新型コロナウィルスの問題の先行きも不透明で、今後開催される予定のイベントにも大きな影響を及ぼします。
本講座では、イベント中止に関する法的対応、ベストプラクティスを広く整理して解説します。
1.災害、感染症対応何が難しい?
・不可抗力条項は意味がある?改正民法はどう影響?
2.参加者との法的問題
・イベント主催者と参加者との契約内容
・参加料を返還しなくていい?
3.スポンサーとの法的問題
・イベント主催者とスポンサーとの契約内容
・スポンサー料は返還しなければならない?
4.出演者との法的問題
・イベント主催者と出演者との契約内容
・出演料は支払わないで済む?
5.その他
京都大学法学部卒業、早稲田大学にて博士号取得(スポーツ科学)。2005年 弁護士登録。Field-R法律事務所所属。スポーツビジネス契約法務が主な取扱業務。2016年より早稲田大学スポーツ科学学術院准教授。 専門は、スポーツ法、スポーツビジネス法。主な著作に、「標準テキストスポーツ法学(第2版)」など。